時代と共にSEOは進化する 常にSEOは最新情報を収集しておきたい

田子の浦からの夜景with富士山&田子の浦港 静岡県のSEO対策

私は2004年に初めてホームページを作成しました。せっかく作った作品を沢山の人に見てもらいたいと思い、アクセスをどのようにしたら集まるのか色々工夫したものです。

その方法の1つとして「SEOと言うものがあるらしい」ということを知ったのが、私がSEOにのめり込む始まりとなりました。

その後、様々な方法を行ってきましたが、基本的に「王道」と考えられる方法を軸に行ってきています。

SEOには幅広い意味と方法がある

SEOは「検索エンジン最適化」と日本語の意味としては捉えられますが、「ホームページにアクセスを集める」「ホームページの売り上げを伸ばす」ことが最終目標となります。

そのために、「狙ったキーワードで検索結果にて上位表示させる」ことがアクセスを集めたり、売り上げを伸ばす近道です。

但し問題点として、検索結果で狙ったキーワードで上位表示してもアクセスが増えたり、売り上げが伸びるかと言うと、必ずしもそうではないということです。

需要のあるキーワード?

ターゲットとなるキーワードが需要のあるキーワードであるのかどうかが大事なこととなります。つまり多くの人が検索してくれるキーワードでなければ、いくら検索結果で上位表示に成功したとしてもアクセスは少ないのです。

10000の意味のないアクセスより「1」の有効アクセス

SEOの目的が、「誰でも良いから沢山の人にホームページを見てもらいたい」というのであれば良いのですが、「ホームページから売り上げを上げたい」と考えている場合には「意味のあるアクセス・売上の上がるアクセス」を集める必要があります。

そのため、1日に10000人が訪れるホームページよりも1日に1人、もしくは2人しか訪れないホームページの方が売り上げが多いと言ったことも多々あるのです。

例えば「ファッション」というキーワードで1位を取ったとしましょう。アクセスは膨大になると思います。しかし、「ファッション」で検索するユーザーは何を目的として、そのキーワードで検索したのでしょうか。

「言葉の由来を知りたい」「ファッションメーカーを知りたい」「自分のファッションを変えたい」。考えれば考えるほど出てきます。つまり、ユーザーの目的が多すぎてホームページ内でも、ユーザーに対して最適な情報の案内ができなくなってしまうのです。

なので、売り上げを上げたいのであれば「2015年 冬物 おススメファッション」とか「流行りの女性ものスカーフ 購入」とか、ユーザーの目的に絞ったキーワードで上位表示した方が良いのです。

ユーザーの興味にダイレクトに情報を届けることができれば、売り上げが上がりやすいのです。また、最近ではユーザーのリテラシーが向上してきているため、具体的なキーワードで上位を狙った方が良いという意見も良く聞かれます。

  • 短期的な結果を求める
  • 長期的な結果を求める

基本的にSEOは無料で出来る

様々な手法がある中、基本的にSEOは無料で出来るものだと思います。ただしとても手間のかかることですし、「間違った知識を持って行うとマイナス効果を招いてしまうことがあります」

なので、「効果的に安全に上位表示を狙う」と言うのであれば、やはり専門家を交えて施策を行った方が良いと思います。但しこの「専門家」なのですが、「本物と偽物」がいるのでその辺りを注意しなければいけません。

本物と偽物の違いとは

私がおススメする「本物」とは「自分で大量のサイト運営経験があり、様々なキーワードで上位表示を成功させている。そして失敗もしている。」と言う人です。

なので、端的に言ってしまえば「成果を出しているアフィリエイターにSEOをお願いするのが一番良い」と思います。

逆に「偽物」とは、「自分でサイトを持っているわけではなく、本で得た情報や誰かに聞いた情報で仕事をしている人の事」を言います。

つまり言い換えると、「お客さんのサイトで実験をしている」と言うことになります。なぜなら自分でホームページを大量に持ち、SEOを色々試しているわけではないのですから。

世界中にSEOを行っている会社はあります。日本にも数多くあります。しかし、度重なるグーグルの検索エンジンシステムアップデートにより、昔ながらのSEOの手法が通じなくなり、どんどん廃業に追い込まれています。

よく商売をされていてホームページを持っていると「SEOをやりませんか?」という営業の電話をもらうこともあるかと思います。

私もクライアントに相談され、いくつかのSEO業者と話をしたことがありますが、そのどれも知識が乏しかったり、いい加減な説明をしていたり、ハイリスクな方法を勧めてくる会社ばかりでした。それでいて、契約に縛りがあり、総額にするとかなりまとまった金額になってしまいます。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」と言うことでしょう。

「検索順位が上がる?」と聞けば、やっぱり興味を持つ人はいると思います。100人に電話営業し1人でも契約出来れば彼らからしてみたら成功と言えるのでしょう。

本物SEO会社ほど営業をしない

私の知り限り、本物のSEOを行っている会社は営業を行いません。ホームページ制作の会社も言えることなのですが、営業をするホームページ制作会社には、なかなかまともなところがありません。なぜなら、「本物」の所には営業をしなくても仕事が入ってくるためです。

 

昔の方法と今の方法

ここからは施策の内容について触れてみたいと思います。

まず前提として、検索エンジンのアルゴリズム(プログラム)は日々精巧になっていっています。日々アップデートされ、検索順位は毎日のように変動しています。

このアップデートの中に、検索順位に大きく影響を与えるものがあります。代表的なアップデートとして「ペンギンアップデート」「パンダアップデート」があります。可愛い名前が付いていますが、SEO業者からしてみると死活問題になりかねないアップデートです。

では、なぜこのようなアップデートを繰り返し行っているのかと言うことなのですが、グーグルの目的が「より有益な情報をユーザーに届けるため」だからです。

検索エンジンはいくつもあり、グーグルはその1つなのです。もしグーグルの検索エンジンがまともな検索結果を表示することができなくなったら、人々は他の検索エンジンに乗り換えてしまうことでしょう。すると、グーグルの広告収入は減少してしまいます。そういったこともあり、グーグルは他の検索エンジンに負けないようにどんどんレベルアップさせていかなければならないのです。

今でこそ、グーグルの検索エンジンは優秀になってきましたが、昔は今と比べると、まだ仕組みがそこまで複雑なものではなく、疑問を持つようなホームページが上位表示していました。

そのため、SEOを行うことで、比較的簡単に狙ったキーワードで上位表示することが可能でした。方法としては、「キーワードを詰め込み」「人工リンク」が効果的でした。

キーワードの詰め込み

ホームページの中に、狙ったキーワードを大量に書き込みます。検索エンジンからしてみると「沢山キーワードが入っているな。このホームページはそれほどこのキーワードについて書かれているんだな」と思われるのです。そのため、検索順位が上昇したのです。

但しこの方法では、見た目も悪くなってしまいます。そのため、背景の色と文字の色を同じにして、分からないように工夫をしたりもしました。

その他、ホームページのデザインをつかさどる「CSS(通称:スタイルシート)」に設定をすることで、大量のキーワードをホームページの枠外に飛ばし、見えなくすると言った方法を取る人も出てきました。

人工リンク

「大量のホームページからリンクを貼られているホームページは、価値のあるホームページだ。」と検索エンジンが勘違いをしてしまうこともありました。実際、優秀なホームページは、多くのホームページからリンクをもらっています。これを人工的に行うと言ったものです。

大量に内容が乏しいホームページを作ります。そこから検索順位を上げたい1つのホームページに対し、リンクを集中的に貼るのです。その他にも、ツールを利用して同様の事を行うことができました。

ボタン1つで一気にリンクが付くのです。但しあまりにも一気にリンクが付くと不自然だからと、何日かに分けて少しずつリンクを付けていくと言った方法もありました。

特に人工リンクは今でも効果的です。但し、やればやるほどリスクは高まり「ペナルティ」の対象となってきます。

4.裏技は通用しなくなってきている でも・・・

以前は、色々な検索エンジンの穴を突いた裏ワザ的なSEOが流行りました。そのため、検索結果はグーグルが求めているものとは違ったものになっていました。本当にユーザーのためになるホームページが上位表示せず、内容がどのようなものであれ、人工的に手を加えたホームページが上位表示することになってしまったためです。

そのため、グーグルはどんどん検索エンジンを精巧なものへと変化させていきます。アルゴリズムで補えない所は人の目を使ってホームページを診断しているともされています。

こういったグーグルの努力により、過去に効果があったSEOの施策の多くは、逆に検索順位を下げる要因になってしまっているのです。それが「ペナルティ」です。

ペナルティにも様々な種類がありますが、代表的な所では「価値のないコンテンツ」「重複コンテンツ」「人工リンク」辺りではないでしょうか。

価値のないコンテンツ

明確にどういったものが価値がないのかと言われると、「グーグルのみぞ知る」なのですが、必ずしもとは言い切れませんが経験上、「あまりにも1ページの文字数が少ない」とか「画像が全くない」とか言ったものが該当しやすいです。
また、他のホームページに掲載されているのと同じような内容が書かれているホームページもその対象になりかねます。

なので、このペナルティを避けるためには、「文字数をなるべく多くし、画像も数枚使い、他のホームページにはない切り口の記事を書く」必要があるかもしれません。あくまでも理想ですが。

重複コンテンツ

重複コンテンツとは別名「コピーコンテンツ」と言ったものです。他のホームページから文章をコピーしてきて、自分のホームページで使うことです。この方法を使えば大量にページ数を増やすことができます。自分で記事を考えて書かず、他人が作った記事を持ってきてしまうわけですから、楽をしてしまっているわけです。

コピーした記事を掲載しているホームページがオリジナルの文章が掲載しているホームページよりも上位に表示されてしまったら、秩序がなくなりますよね。

また、コピーをしたかどうかは結構簡単にわかります。個人レベルでも簡単に調べることができます。

例えば、グーグルで文節で検索しても分かりますし、コピーチェックツールも大量にあります。グーグルはプログラムですので、いつ、その記事が検索エンジンに記憶されたのかを覚えています。その後に全く同じ文章が記憶されたら、あとに記憶された方がコピーだというのはすぐに分かってしまいますよね。

たまに、コピーの方が検索順位が上に来てしまうと言ったことがあるようですが、それもそのうち調整されなくなることでしょう。

人工リンク

「リンク」は検索順位に大きな影響を与えます。特に検索エンジンから評価を得ているようなホームページからリンクされると、大きく検索順位を上げる要素になり得ます。

または、検索エンジンからそれほど評価を受けていなくても、大量のホームページからリンクをされていると、やはり検索順位が上がる要素となります。

しかしこれは人工的に行うことができます。代表的な方法としては、以下の3つです。

  • 中小検索エンジン(yomi-search等)に大量に登録する
  • ランキングサイト(日本ブログ村等)に大量に登録する
  • 大量にホームページを作り、そこからリンクを集める

ここで上げた3つの方法は必ずしもいけないというわけではありません。先にも話した通り、リンクを受けるということは検索結果を上げる要因になる為です。但し、過度なリンク集めは避けたほうが良いでしょう。

もう少し詳しく言うと、例えば、1日にリンクが100本集まったとします。次の日は0本。またしばらくして1日の内に100本。

これはどう考えても自然とは言えません。自然なリンクの付き方としては、今日は20本で、明日は12本、次の日は5本と言った感じで、毎日リンクの付く本数が異なるような感じです。この辺りのことは他の記事で詳しくお話したいと思います。

ちなみに弊社では人工リンクはほぼ行いません。「ほぼ」と言うのは強い要望があれば行うかもしれませんが、リスクの説明を行い、それに了承を得た場合のみです。そうだったとしても、1つのメインホームページには行わず、マーケティング用の他のホームページをもう1つ作成し、そこに対して施策を行っていきます。但し基本的には行いません。
 

決して変わらない王道

SEOには決して変わらない王道の施策があると思っています。それは案外単純なことで、「ホームページを可愛がること」です。「可愛がる」と言うのは「手をかける」と言うことです。「決して楽をしない」と言うことです。

確かに裏技的なSEOを行えば、現在でも十分に効果があります。しかしペナルティを食らってしまったら元も子もありません。そのため、ペナルティを食らわない施策をする必要があります。

検索エンジンも厳しくなってきたため、現在ではあまりライバルのいないキーワードであったとしても3ヶ月~6ヶ月は上位表示までに時間がかかります。ライバルの有無、キーワードのボリュームによって上位表示までの時間は前後します。

それまではとにかく手間をかけ、ホームページの内容充実、更新を行っていきます。

一度まともな方法で上位表示すると、滅多な事では検索順位が下がることはありません。更新頻度をかなり減らしても上位から動かないということも良くある話です。これが「王道」の魅力です。

ここまでの話の前提として、「適正な作りがされているホームページ」を初めに作ることが重要になってきます。適正な構造でホームページが作成されていないと、SEOの力を最大限発揮することができないのです。

※写真撮影場所:ふじのくに田子の浦みなと公園

この記事を書いた人
tomo

サイト制作、SEOに20年以上携わる。その知識や技術を活かしさまざまな企業のWEBマーケティングにコンサルタントとして携わり実績を出している。
WEBマーケティングに関する大学での授業やウェビナーでの登壇、さらには国際学会での発表を行っている。
ホワイトな施策を中心とし、安全に、そして確実にクライアントの数字を上げる施策を心掛け、高い成功実績を残している。

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