SEOとPPCはどちらもインターネットから集客する上で重要な手法です。
しかしこの2つの方法で集まるユーザーの質がどちらも同じであるわけではありません。
「ユーザーの質」の面からすると、SEOで集まったユーザーの方が質が高くなりやすい傾向にあります。
今回はそんなお話です。
ユーザーの質とは
SEOとPPCで集めたユーザーの質は異なる傾向にあります。
「ユーザーの質」というのは、「集客側にとって求めているターゲットであるかどうか」です。
集客側には求めているターゲットがあります。
たとえば
- 年齢
- 性別
- 職業
などです。
さらに
- 考え
- 悩み
- 置かれている状況
なども関係してきます。
「とにかくたくさんのお客さんを集めたい」というケースであればよいのですが、「ターゲットだけを集めたい」という状況もあります。
そのような場合、PPCがSEOに劣ってしまうことがあるのです。
なぜPPCがSEOに劣るのか?
PPCで集客してきたユーザーは、SEOで集客したユーザーよりもターゲットという観点から少しズレてしまうことがあります。
それは集客の仕方の問題です。
簡単にいうと
- PPCは目の前に入り口を提示
- SEOは自発的 自分で選んだという自負
かと思います。
たとえば車が欲しいとします。
車屋に行ってすぐにスタッフが「この車よいですよ。とりあえず見積もりだけでも出してみませんか?」というのがPPCのイメージです。
一方、車屋にいって数多くの車を見た結果、自発的にスタッフに「この車の見積もりをお願いします」というのがSEOのイメージです。
つまりPPCは「他人から勧められる傾向」があり、SEOは「自分で選ぶ傾向」があるのです。
苦労してたどり着いたものをよいと思う傾向
「コントラフリーローディング効果」というものがあります。
「労せずに手に入れたものよりも、苦労して手に入れたものを好む」
というものです。
PPCは少し興味のあるワードを検索で調べるだけの行動です。それだけで興味のあるものの広告がすぐに手に入れることができます。
SEOはいろいろ自分で調べ、その上で情報を手に入れます。
違った表現をしてみます。
「人に勧められて手に入れる商品よりも、自分でいろいろ調べて手に入れる商品の方が大切に感じる」
といった経験を持っている人もいるのではないでしょうか。
要するにそういうことです。
WEBマーケティングは心理学が非常に影響する世界なのです。
集客方法で集まるユーザーは異なる どう集客をしていくのかがカギ
集客方法で集まってくるユーザーは異なります。
またPPCでもSEOでも、表現の仕方次第でやはり集まってくるユーザーは異なります。
そのためまず、「どのようなユーザーが欲しいのか?」というのを考える必要があります。
そこから逆算をしていき、ホームページの表現や色使い、デザイン、PPCの広告文などを変更していく必要があるのです。