残念に思ったマーケティング プラスがマイナスに働くことも

残念に思ったマーケティング プラスがマイナスに働くことも 静岡県のWEBマーケティング

最近実体験したことです。

新しい飲食店がオープンしました。

はじめの数日は半額というキャンペーンを行っていました。「半額」というのは集客のためには有効な方法です。

実際、私が訪れたときには多くのお客さんが来ていました。

どのような商品やサービスであったとしても、知ってもらわなければ売れることはありません。

その点から考えると、半額にすることで広く知ってもらえたのは成功といえます。

しかしこれは諸刃の剣でもあります。

参照 患者に対する対応は慎重に

 

お客が集まってきた理由は何かを考える

今回集まったお客さんたちは、どのような考えのもと集まってきたのかを想像する必要があります。

  • 新しい飲食店ができた。
  • 試しに行ってみたい。
  • 半額だから行きやすい。

ここまではよいでしょう。問題はここから。

  • これまである類似の飲食店と比べる。
  • これまである類似の飲食店と同等、もしくはおいしければリピート。そうでなければ外食の選択から外れる。
  • 元の金額になっても来る価値があるのかを判断。

このような感じであるかと思います。

私が実際にその飲食店で思ったことは以下となります。

「味は普通。半額の金額がいつもの金額であればリピートもある。元の金額ならリピートはしない。同じ金額でもっとおいしい類似の飲食店はほかにもある。」

といったものでした。USP(Unique Selling Proposition)を1つも見るけることができなかったのです。

つまり私個人に限っては、「半額だから行ったのだけど、それによりもう行かないという判断になった・・・」ということになります。

味の好みは人それぞれであるため、今回の半額キャンペーンで満足し、リピートを決める人もいるかもしれません。

ただ正直きついかなとは思いました。

また半額キャンペーンでたくさんのお客さんが来ていたため、接客が雑であったということもあります。

どうすればよかったのか?

類似点にはないものを提供する必要がある もしくは同等を提供する必要がある

繰り返しになりますが、味の好みは人それぞれであるため私の感じたことが正しいとは言い切れません。

それを前提として、その店がどうすればよかったのかを以下に記したいと思います。

  • 量をもっと増やすべき。半額でなくなったときにも量でカバーができる。
  • 半額でも利益が取れるのなら、安いを売りにするべき。
  • 味をおいしくするべき。コンビニエンスストアの方がおいしいため。
  • 接客をもっと丁寧にするべき。

集客というのは難しいです。本当に良い商品であったりサービスでない場合には、集客することでマイナスを広めてしまいかねないためです。

良い商品やサービス、そしてそれに対しての価格が多くの人が共感できるものであれば、集客することでどんどん数字を伸ばすことができます。

ということで集客する際には、まず土台をしっかり固めた状態で行う必要があると思います。

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tomo

サイト制作、SEOに20年以上携わる。その知識や技術を活かしさまざまな企業のWEBマーケティングにコンサルタントとして携わり実績を出している。
WEBマーケティングに関する大学での授業やウェビナーでの登壇、さらには国際学会での発表を行っている。
ホワイトな施策を中心とし、安全に、そして確実にクライアントの数字を上げる施策を心掛け、高い成功実績を残している。

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