WEBマーケティングという言葉には非常に広い意味があり、私は「インターネットを利用して利益を上げたり知名度を上げること」というように捉えています。そして、手法は様々であり、売りたい商品やサービスによって、取り組み方が違うと考えています。
「あの商品では成功した手法でも、この商品ではいまいち・・・」
このようなことが現実に起こり得ます。リアルな世界でも同じですよね。
では、WEBマーケティングにはどのような方法があるのか、そして、私が関わった中で成功したこと、あまり上手くいかなかったこと等、体験を絡めてお話したいと思います。
そもそもWEBマーケティングとは?
冒頭でもお話しましたが、WEBマーケティングとは「インターネットを利用して利益を上げたり知名度を上げること」だと私は捉えています。
その手法は非常に幅広く、知識と経験が必要となってきます。また、商品やサービスによっても取り組み方が異なってくるのが面白くもあり、難しくもあります。
●クライアントAの場合
例えば、あるクライアントはインターネットで商品販売したいと考えていました。インターネットで商品を販売すると、人件費を低く抑えることができ、利益率が高くなるためです。
そのためまず必要となったのは「商品販売のためのホームページ」です。そのためホームページを作成しました。但しホームページを作っただけでは誰も見に来てくれません。そのためホームページを作成する前に、ホームページの設計図を作りました。
- 「どのようなキーワードでユーザーを集めたら良いのか?」
- 「どのような構造にしたらよいのか?」
- 「どのようなデザインにしたらよいのか?」
このようなことを考慮しながらホームページを作っていきました。但し、ホームページの作り方にも色々あり、「検索エンジンに好かれやすい構造」を意識しながら作成しました。これは「内部的SEO」とも呼ばれています。
私が作業を行うだけでは作業量に限界がある為、クライアントができる範囲のことは方法を教え、作業分担しながら進めていきました。
結果としては、右肩上がりに商品が売れていくようになりました。
●クライアントBの場合
元々、ホームページを持っていました。そこからサービスの契約をしてもらうことが目的でした。但し、持っていたホームページでは思ったような効果が出せずにいました。
そこで「なぜ効果が思うように出ていないのか?」ということに焦点を当て分析を行うことにしました。
- 「コンバージョンを得られるキーワードで上位表示しているのか?」
- 「ホームページを訪れたユーザーは離脱していないか?」
- 「ホームページはユーザーに優しい作りになっているのか?」
というようなことを分析した結果、あまりにも問題点が多く、修正するよりも作り直した方が早いという結論に達し、新しくホームページを作ることになりました。
結果として、売上が10倍以上に跳ね上がりました。
継続しているということは成功している証
2つのクライアントの話を例に出しました。これらは成功例と言えるでしょう。このクライアントは現在でも、コンサルティング契約を継続してくれています。コンサルティング契約を継続しているということは、クライアントにとって有益だと感じてもらえているためです。それはつまり「WEBマーケティングにおいて成功している」と言うことにも繋がるのです。
少し分かりにくいかもしれませんね。以下のような感じです。
「WEBマーケティングに成功している」から「インターネットから利益を得られる」。なので「WEBコンサルティング契約を続ける」
といった図式です。
では、「全てのクライアントに対し成果を上げているのか?」と言われると、実はそうではありません。クライアントの考え方は色々であり、インターネットの事を知らないからこそできる「無茶ブリ」をされることがあります。そういったクライアントの場合は失敗してしまう可能性の方が高いです。
「無茶ブリ」とは以下の通りです。
- 費用はかけたくない
- すぐに効果を出したい
- すべてお任せ
WEBマーケティングは魔法ではありません。なので、そういった方には説明から入ります。ただ、いくら説明してもなかなか人の考え方は変わらないもので、結局コンサルティング契約を結ばないという選択を取ることもありました。
WEBマーケティングで成功するなら協力は必須
少し生意気なことを言ってしまうかもしれませんが、「WEBマーケティングで成功するためには、クライアントの協力は必須」です。それは「WEBマーケティングで効果を出すためには、ホームページに確かな情報を掲載する必要がある為」です。
私はWEBマーケティングを行うことで、ユーザーをホームページに誘導することは出来ます。しかし、そこで成約するのかしないのかは、ホームページに掲載されている情報が重要となります。ホームページに掲載されている情報はクライアントの商品やサービスの事であり、それらを良く知っているのはクライアントなのです。
例えば、リフォーム会社のWEBマーケティングを行うとしましょう。
まず私が行うのは、「クライアントのサービスの強みを見つけること」です。それが価格なのか、他にはない塗装技術を持っているのか。いずれにせよ、他のリフォーム会社と一線を画すような『USP(Unique Selling Proposition)』を見つける必要があります。そのためにはクライアントへのヒアリングは必要ですし、出来上がったホームページのチェックもしてもらう必要があります。
その上で、例えばSEOでターゲットキーワードで検索順位を上げたり、PPC広告を使って集客したり、SNSを使い情報を拡散したり、人気が出そうなコンテンツを作ったりすることができるのです。
※写真撮影場所:吉原公園