「All-in-One WP Migration」を利用すると、簡単にWordPressのサイトを引っ越しすることができます。
このプラグインは引っ越し以外にもバックアップとして活用することができます。
最近になりあるサイトをリニューアルしており、テストドメインから本番ドメインに引っ越しをしようとしたときに、ファイルの転送が止まってしまいました。
前にも一度同じような現象があったのですが、その時のことを忘れてしまい、今回は自分へのメモ代わりとして記事にしたいと思います。
とりあえず結果としてですが、PHPのバージョンの違いによるトラブルでした。
PHPバージョンが違っていた
※一応お断りですが、私はプログラマーというわけではないため、そこまでPHPについての知識はありません。
結論としてですが、PHPバージョンの違いで引っ越しが上手くいきませんでした。
意外と見落としがちなところかもしれません。
とくにリニューアルする際には陥ってしまう失敗だと思います。
古いサイトはPHPのバージョンが古いことがある
古いサイトと新しい環境は両方ともエックスサーバーを使っています。
エックスサーバーの管理画面内での設定でPHPのバージョンを変更することができます。
ここをクリックすると以下のような画面に飛びます。
ここで引っ越し元と引っ越し先のPHPバージョンを揃える必要があります。
おそらく大きく違ってしまうとNGとなる
プログラマーではないため確かなことは言えませんが、PHPのバージョンが大きく違ってしまうと引っ越しに支障をきたしてしまうと思います。
テスト環境は「PHP5.〇.〇〇」あたりを使っていました。
元々古いサイトがあり、その上に上書きという形でテスト環境を作ったためです。
しかし新しいサイトは「PHP7.〇.〇〇」でした。
何度挑戦しても引っ越しができない
何度引っ越し作業を行っても、途中でファイル転送が止まってしまっていました。
だいたい80%後半~90%前半辺りで止まってしまうのです。
All-in-One WP Migrationで上手くファイルがエクスポートできなかったのかと思い、テスト環境からファイルを何度もエクスポートしてみましたがダメ。
本番環境にインストールしたWPがまずいのかと思い、何度も削除、インストールを繰り返してみたけどダメ。
引っ越し途中で「SSL設定」をしてしまったのが恐らく原因であろうと思っていました。
※おそらくですが、SSL設定をしたばかりで引っ越しすること自体もまずい気がしますので推奨しません。SSLが反映されるまで待った方がよいです。
本番とテスト環境を比べてみて発見
本番環境とテスト環境のサーバー内での設定がおかしいと辺りを付け、2画面にして比べてみました。
するとPHPのバージョンが違っていました・・・。
すると過去の記憶がよみがえり、以前にも同じことをしたことを思い出したのです。
そこでPHPバージョンを合わせAll-in-One WP Migrationで引っ越ししたところ、上手く引っ越し作業が完了したのでした。
本番とテスト環境を比べ同じ状態にしてから引っ越し
今回の件はバックアップファイルは持っているため正直何とでもなる話です。
しかし同じような現象が起こってパニックになってしまう人もいると思うため記事としました。
PHPバージョンに限らず、引っ越し元と引っ越し先の環境を同じにしてから引っ越しはしたほうがよいと思います。