- 「ホームページの見た目がきれい」
- 「集客力のあるホームページ」
- 「売上の上がるホームページ」
これはすべてイコールではありません。これを意外と知らない人がいるようで、「綺麗なホームページを作ったのに全然売り上げが上がらない」という声を聞くことがあるのですが、まったく違った話なので当然といえば当然なのです。
「ホームページ制作業者の探し方 何を目的とするのかによって異なる」や「勘違いされやすい3つのホームページあるある ホームページを何目的で使いたいのか」でも触れていることなのですが、「ホームページを持つことは何を目的としているのか？」ということをまず考えたほうがよいと思います。
綺麗で集客できて売り上げが上がるサイトもある
誤解の内容にお話ししておきますが、「綺麗で集客できて売り上げが上がるサイト」も当然存在します。
しかしその分、コストがかかっていることは確かです。
予算が潤沢にあるのであれば、このようなサイトを作成することは可能です。
予算がある程度限られているケースが多い
大抵の場合、どの会社においても予算というものは決まっています。そして、その予算内で何とかやりくりしようと考えているかと思います。
ただしこの「予算」が適正なものであればよいのですが、必ずしもそうとは限らないケースが多いのです。それは「WEB業界のことをあまり知らずに予算設定しているケースが多いため」です。
その結果、決まった予算内では思ったようなサイトを作成できないという結果になることがあるのです。
例を挙げて紹介
たとえばECサイトを作成するとしましょう。
- どれだけの商品数を掲載するのか
- どのような仕組みにするのか
- どれだけの画像を使用するのか
- 誰がその画像を用意するのか
- 誰がサイト内の文章を用意するのか
- どのようなキーワードを狙っていくのか
- 広告費はかけるのか
- SNSを利用したプロモーションを行うのか
- オリジナルのテンプレートを使うのか
- どのような構造にするのか
パッと挙げただけでこれだけが思いついたのですが、ECサイトを作成する上でこれだけの作業が発生します。
たとえば商品数が10点ほどだったとします。そして綺麗なデザインを採用したとします。さらに検索エンジンに適した構造にしたとします。他とは異なるオリジナルのサイトだとしましょう。
これだけで予算的には100万円前後は必要と考えたほうがよいでしょう。
次に広告を出して集客していくとしましょう。毎月の広告費として少なくても30万円～50万円は必要となってくるでしょう。そしてその結果を見てよければ、さらに広告費を投下したほうがよいでしょう。
さらに検索エンジンから評価を得るために、サイト内にコンテンツを追加していくとしましょう。コンテンツを追加するということは、コンテンツを作る人が必要となりますので、そのコストが必要となります。どのくらいの量と質のコンテンツをアップするのかにもよりますが、20万円前後は考えていたほうがよいかもしれません。
あくまでも一例として紹介しましたが、全然普通の話です。
何が言いたいかというと、まず「綺麗で集客できて売り上げが上がるサイト」を作成するためには、かなりの予算が必要となるということです。安くするためには、何かしらを削っていく必要があります。
次に予算を決定する際には、WEB業界の人間にある程度の話を聞いてから予算確保をしたほうがよいと思います。そして何を目的とするのかを考えてから予算確保したほうがよいでしょう。
