WEBマーケティングは高校受験と同じ 成果を出すために総合得点で勝負!

高校受験と同じ WEBマーケティングで成果を出すために必要なこと BLOG

WEBマーケティングにおいて成果を出すために様々な試行錯誤をすることでしょう。

弊社の考え方なのですが、WEBマーケティングは誰もが経験したことがあるであろう「高校受験と同じ」であると考えています。

高校受験と言えば、国語、数学、理科、社会、英語となり、ほとんどの人の場合は、これら5教科の総合得点によって合否が決定します。

そのため結論から言うと、総合得点でいかに高得点を取れるかが重要となってくるのです。これはWEBマーケティングにおいても同じことが言えると考えています。

インターネットマーケティングを専門に扱う株式会社デキタ
弊社「株式会社デキタ」は、静岡県富士市でインターネットマーケティング(WEBマーケティング)を主な業務として活動しています。 弊社調べではあるのですが、インターネットマーケティングを主な業務にしている会社は富士市内では珍しいかと思います。静...

WEBマーケティングで大切なこと 総合得点を伸ばすために一番のネックから対策

私は週に1回ですが、学習塾で講師をしています。

その際に子どもたちに「総合得点を伸ばしたいのであれば、苦手強化を勉強したほうが早い」と伝えます。

もちろんその子どもの能力にもよるところがあるのですが、以下に理由を説明したいと思います。

たとえばこのような点数の子どもがいたとします。

  • 国語・・・80点
  • 数学・・・80点
  • 理科・・・70点
  • 社会・・・40点
  • 英語・・・70点

合計点数は340点です。希望する高校に合格するためのラインとして20点足りなかったとしましょう。

この際に、どの教科の勉強に重点を置けば総合得点が伸びやすいのかと考えると「社会」です。

すでに80点を取っている国語や数学の点数を5点伸ばすのと同じ労力で、社会であれば20点近く伸ばすことができるでしょう。

つまりある程度完成された能力をさらに高く伸ばすよりも、完成されていない能力を伸ばす方が早いということです。

結論として総合得点を伸ばせばよいわけですから。

良く陥りがちなのは、得意教科の勉強をさらに頑張ってしまうことです。得意教科であるため勉強していてもそれほど苦になりません。結果長い時間勉強をして勉強した気になってしまうことがあるのです。

あとは「社会は捨てる」という考えに陥ってしまう子どももいます。これは絶対に避けたほうが良いことです。得意教科の点数を伸ばすためにかける時間を、そのまま捨てようと思っている強化に充てたほうが、総合得点は伸びやすいです。

※あくまでも例として挙げています。社会に対して強烈な苦手意識を持っており、覚えるのも、問題を見るのも嫌だ・・・という状況であれば話は変わってきて、対象となる教科に興味を持つような教え方を心掛けたりします。

この考え方はWEBマーケティングに対しても通じるところがあると考えています。

1つの項目に労力とお金をかけすぎることがある

たとえば成約率を上げたいと考えていたとします。あと3%上げられれば数字として満足が行くとします。

もちろん成約率を上げることは大切です。否定するつもりもありませんし、行うべき施策であると思います。ただし「ここに固執しすぎるのが問題である」と考えます。

先ほど話したようにWEBマーケティングは受験と一緒だと考えています。結果的に総合得点で争うと考えています。そのため成約率以外にも視野を広げる必要があります。

総合得点を挙げるためにはさまざまな項目があります。

  • 現状のアクセス数はどのくらいでしょうか?
  • 見込み客が来るようなキーワードで検索上位表示されているでしょうか?
  • 訪問者の離脱率はどのくらいでしょうか?
  • 見込み客を獲得できるキーワードで広告を出稿しているでしょうか?

などなど。もっとたくさん項目はあるのですが、これらの中でもすぐに改善できそうなポイントを見つけられる可能性は十分あります。

つまり成約率を3%アップさせるよりも少ない労力で、最終ゴールである売り上げをアップさせることが可能なケースがあるのです。

1つの項目に固執しすぎないことが大切です。下手に固執しすぎると、もっと簡単に数字が上がるための修正ポイントがあるのにもかかわらず、コストをかけすぎてしまうことになりかねません。

WEBマーケティングは効率重視 時間は有限

時間は有限です。できるだけ効率的に数字を上げていく必要があります。

そのため成約率を上げることは大事なことではあるのですが、その数字を上げるためにかかるコストを、他の項目に振ることで、もっと大きな数字につながるといったケースはよくある話です。

気を付けなければならないのは、成約率を上げるために行った施策が、必ずしも数字アップにつながるかは分からないという点です。

決定的にまずい点が明白となっているのであれば修正の必要性はあるのですが、「恐らく」とか「たぶん」という感覚で突き進んでしまうと、コストをかけたのにもかかわらず数字が上がらないなんてこともあります。

時間は有限ですので、まずはサイト全体をチェックし、大きな改善ポイントから手を加えるとよいでしょう。

時期的要因・時代背景によって変わる成約率

成約率に限ることではないのですが、様々なことが要因となり数字は変化します。

たとえばメディアである商品が紹介されたとします。そしてその商品が限定数しか販売されないとしましょう。すると成約率はアップしやすいです。これはたまたまメディアで紹介されたから起こった現象です。

ちなみに単にメディアで紹介されただけでは、アクセス数は急増するものの、その商品が欲しいと思っている人以外に、その商品とはどういったものかを知りたい人も急増します。そのため成約率の観点から見ると下がってしまう可能性があります。

また春先は花粉症のシーズンです。そのためその期間の関連商品の成約率は上がることでしょう。ところが去年は花粉がものすごく飛んでいたが、今年は去年ほど飛んでいなかったとします。

すると関連商品を購入する人たちは減るため、成約率にも影響を及ぼすことでしょう。

つまり、サイトの内部的要因ではなく、外部的要因によって成約率の数字は変化するということです。このようなことがあるため、もちろん成約率を高めたり、そのほかの数字を伸ばす施策は継続的に行う必要はあるのですが、あまり固執しすぎてしまうと振り回されてしまう結果となりえないのです。

まずは大きな改善ポイントから手を付ける

このようなことがあるため、まずは大きな改善ポイント、明らかに修正したほうが良いと思われるポイントの修正にコストをかけたほうが良いでしょう。

その上で、コスト的に余裕があったり、どうしても気になる!修正したい!ということであれば、手を付けていくのも良いかと思います。

ここまでの話の腰を折ってしまうかもしれませんが、あくまでもケースバイケースです。商品やサービスによって答えは異なってきます。ただしWEBマーケティングにおいて重要なのは「総合得点」です。総合得点を高めるために、まずは一番手っ取り早く点数が上がりそうなポイントを分析の上、手を付けてみるとよいでしょう。

この記事を書いた人
tomo

サイト制作、SEOに20年以上携わる。その知識や技術を活かしさまざまな企業のWEBマーケティングにコンサルタントとして携わり実績を出している。
WEBマーケティングに関する大学での授業やウェビナーでの登壇、さらには国際学会での発表を行っている。
ホワイトな施策を中心とし、安全に、そして確実にクライアントの数字を上げる施策を心掛け、高い成功実績を残している。

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