先月、仕事で中国は上海に行ってきました。
いろいろ事情があり、そのクライアントの仕事を6月をもって終了したので、今回の出張に関して詳しいことを書かないようにしたいと思います。ただし中国のSEO業者と会ってきたので、恐らくこの辺りに興味を持つ方はいるかと思い、少し触れたいと思います。
本当に少しですが・・・。
海外へ出張するWEB系の方へ
WEB系の仕事をしている人で海外に出張する方は、最近では多いかと思います。その際に必要となってくるのは「インターネットの利用環境」だと思います。
そこで私は日本の空港で「wifiルーター」を借りることにしました。行く国によって、専用のwifiルーターがあります。1日大体1000円前後で借りることができます。保険を掛けたり(色々段階がある)すればもう少し金額がかかっては来るのですが、それでもそんなにビックリする金額にはなりません。
wifiルーターを貸してくれる場所は空港内に数か所あります。私の場合はソフトバンクを利用しました。手続して借りるまで大体10分程度です。必要なものはパスポートとチケット、そして免許証を提示しました。
ただし、海外のそれなりのホテルでは、無線wifiを使用することができますので、「あった方が良い」といった程度かと思います。ホテルの外で使用する機会があるならあった方が良いでしょう。
中国はネット利用者には不便 VPNを利用すべし
今回の出張先が中国だったということもあり、相当不便さを感じました。
それは「メジャーSNSを使用することができない」といった点です。Facebook、Twitter、LINEは使えません。メッセージを受信したのは分かります。しかしそのメッセージ内容を見ることはできませんし、そのメッセージに対し返信することもできません。
どうやら「VPN」というサービスがあるらしく、これを利用するとこれらも使用することができるようです。
ただし、サービス会社の営業日に申し込まないと、使えないようなので注意してください。
中国のSEO
私の感想からすると、「まだまだ発展途上」と言った印象を持っています。これは中国に行く前もそう思っていましたし、中国のSEO業者と話をした後も、その思いは変わりませんでした。
基本的な対策はどうやら同じようです。内部対策、外部対策という概念はあるようですが、日本の方法の方がより細かくしっかり施策している印象です。また「Hタグ」は全然重要ではないとのことでした。私は結構重要視するポイントだと思っているのですが・・・。
あと印象に残ったのは、かなり力づくでサイトを作っているという印象を持ちました。
例えば今回話をした中国のSEO業者が日本で同じように仕事を行ったとしたら、正直な話、良い結果にはならないような気がします。
ただし現状の中国ではそれほど問題ないようなのです。それはメインの集客方法はPPC広告だからのようです。ただそうなってしまうと、SEO業者の存在理由が良く分からなくなってしまうのですが・・・。
中国でメインで使われている検索エンジンは「baidu」です。性能は5年~6年前のGoogleと同じ、もしくはそれ以下と言った印象があります。そのため、SEOの仕事を中国に向けて行いたいと思っている方は、今のところはチャンスかもしれません。
また、集客方法としてPPCを挙げましたが、「微博(ウェイボー)」と「(微信)ウェイシン」からの集客も大事かと思います。
「微博(ウェイボー)」は中国版のTwitterです。「(微信)ウェイシン」は中国版のLINEです。この辺りの集客方法は日本で行うようにやれば、ある程度の効果が見込めるのでは?と勝手に思っています。
私が見た中国
中国は始めて行った国なのですが、凄く急速に発展している国だと思いました。周りを見渡せば、建設途中の大きな建物を沢山見ることができます。
その反面、一歩路地に入るとまるで別の国に来たかのような、ボロボロの建物が立ち並んでいます。とても貧富の差が激しいのだろうと思います。
英語はほとんど通じません。ホテルのフロントのスタッフには通じますが、その他のスタッフには通じません。もちろん、街中でも通じません。結構不便です。
今回の出張を振り返って
普段、静岡県の片田舎で作業をしている人間からすると、東京に行くだけでも神経を使うものです。ましてや海外となると、メチャクチャ神経を使い、ただただ疲れてしまいました。環境の変化、そして言葉の違いはストレスです。
良かった点は、SEOを生業にしている身として、日本意外のSEOに少しでも接することができたことです。
考えさせられたのは、中国人のガツガツした姿勢です。「儲かると思えばガンガン行く!」といった姿勢は、日本人からしてみると若干引いてしまうこともあるのですが、前へ前への姿勢は必要なことなのかなとも思いました。