Googleは3月5日より、検索結果の品質向上を目的としてアップデートを行うことを発表しました。
注目すべきはこのアップデートにより、役に立たないと考えられる約40%のコンテンツが削減される可能性があるということです。
期間としては1ヶ月。そのため3月~4月にかけて大きな検索変動が発生すると考えられます。
しばらく大きな変動がある可能性あり
アップデート期間中は、検索順位が大きく変化すると予想されます。
難しい所は「何が役に立つコンテンツで、何が役に立たたないコンテンツなのか」という点です。
自分の作成しているコンテンツが、役に立たない、もしくはオリジナリティがないと考えるのであれば、今回のアップデートは脅威になるかもしれません。
しかしそうではないのであれば、今回のアップデートもあまり気にする必要はないと思います。
弊社が運営するサイト、そしてクライアントのサイトは、アップデートが来てもあまり検索順位に影響は出ません。
なぜなら、作成するコンテンツはオリジナルのものを推奨しており、楽して作成してはいないためです。
1つのコンテンツを作成するのに、かなりの時間をかけています。
アップデートで検索順位が下がってしまったら
もし大型のアップデートで検索順位が下がってしまった場合の話です。
取るべき方法は3つ。
- 次の大型アップデートを待つ。
おそらく年内にはあるとは思います。 - サイト全体を見直し地道に修正。
かなり時間を要しますが、長期目線で考え必要だと思います。 - 諦める。
もしかしたら次回のアップデートではよい結果になるかもしれないため、コンテンツに自信があってそれでも検索順位が下がるようであれば、そのまま放置という方法もあります。
ちなみに弊社であればの話ですが、もし検索順位が大きく下がったら下がった原因を探すところからはじめます。
そしてライバルと比べ劣っている点を見つけ出し、勝るようにします。
抽象的な表現かもしれませんが、これが王道だと思います。
すぐに結果は出ないかもしれませんが、継続的な施策を行っていくと思います。
ペナルティになる可能性がある施策
今回の発表で注目の話題が2つありました。
これはどちらも弊社としても数年前から注意喚起していたことです。
裏技的な要素が強く、さらに効果が高い。だからこそ近い将来、Googleによって対策されるであろう施策内容だからです。
中古ドメイン
中古ドメインはスパムとみなされるみたい
“Expired domain abuse” – the practice of buying expired domains and repurposing them with the “intention of boosting the search ranking of low-quality content” – is now considered spam,
つまり中古ドメインは現在、スパムとしてみなされているようです。
パラサイトサイト
さらに
Google has a new policy for “site reputation abuse,” some SEOs have been calling it “Parasite SEO,” where third-party sites host low-quality content provided by third parties to piggyback on the ranking power of those third-party websites. Google explained, “a third party might publish payday loan reviews on a trusted educational website to gain ranking benefit from the site.”
つまりパラサイトサイトもスパムとしてみなされているとのことです。
これらは歓迎されることだと思っています。
中古ドメインもパラサイトサイトも、かなり裏技チックな手法でした。よく考えたなぁと思ったわけですが、これらは完全に「チート」です。
ちなみにこれらの手法を利用して、利益を上げていた業者をいくつも知っています。
その中には「近い将来必ず効果がなくなります。」と忠告をしたこともあります。
裏技は淘汰される
弊社では裏技は淘汰されると考えています。
これまで多くの裏ワザがありました。
そのほとんどは今では効果がない、もしくはペナルティの対象となってきました。
一番は「ユーザーのためになるコンテンツをしっかり作ること」です。
しかしそのためにはかなりの労力が必要となります。
よってまた裏技を探す人や業者が出てくることでしょう。
自転車操業的に裏技を探し、施策するという方法も1つの手かもしれませんが、それには疑問を感じます。
ユーザーファーストを念頭に置いて施策したほうがよいかと思うのです。