ライバルが強い ならニッチなキーワードを狙うしかない
インターネットで集客するためには、成約率の高いキーワードで検索上位表示させる必要があります。
しかしそのようなキーワードは資本の大きい会社がすでに上位を占めてしまっているものです。
では後発組はどうにもならないのか?というとそんなことはありません。
そんなことはないのですが、厳しい戦いになるのは避けられません。
もしくはニッチなキーワードを攻めていくといった方法もあります。
ライバルの存在が非常に重要
WEBマーケティングにおいてまず気にしなければならないのはライバルの存在です。
ライバルがどのくらいインターネットに力を入れているのかが重要となってきます。
インターネットから集客できると多くの会社は分かっており、実際に数字を上げている会社は検索順位を落とさないように対策しています。
そのため、特定のキーワードで検索すると、常に同じサイトが上位表示しているという現象が起こります。
ただし時として、この順位が大きく変動することがあります。
原因として考えられるのは、
- グーグルのアップデート
- ライバルサイトが誤った対策をしていて徐々に順位を落とした
- ライバルサイトが数字を上げているから手を抜いた
などが考えられます。
そのため後発組でも、ライバルが多くいるキーワードでも勝てる可能性があります。
勝てる可能性はあるのですが、成約率の高いキーワードは数多くのライバルが狙っています。
それらにも勝っていく必要があります。
そうなってくると非常に厳しい戦いになることは間違いありません。
そこで少し視点を変える必要が出てきます。
ライバルが狙っているのが成約率が高いキーワードであれば、こちらは成約率は少し低くなるキーワードを狙っていくという方法です。
つまり少しずらすことによって、大量には成約を獲得はできませんが、少しなら獲得できるようになります。
「中古車」のキーワードは強いが・・・
例えば「中古車」というキーワードを例にとってみましょう。
このキーワードで上位表示していれば「中古車の車を探しているユーザーを獲得することができます」。
ちなみにこのキーワードでのライバルの数は「97,200,000 件 」です。非常に多いですね。
この中で1位になるのは至難の業です。
ではこのキーワードに、もう1つキーワードを追加してみます。
「中古車 富士市」と検索してみると「9,280,000 件」となりました。かなりライバルは減りました。
さらに「中古車 安い 富士市」というキーワードにしてみました。するとさらに減って「 6,080,000 件」となりました。
とはいえ、約600万件のライバルがいます。
このように「中古車」を探している人が検索するであろうキーワードを深堀りし、ライバルの数が比較的少ないキーワードから攻めていくといった方法もあります。
キーワードを追加すればするほどアクセス数は減っていくのですが、それでも何かしらのキーワードで上位表示していることが大事なのです。
これは、「中古車」に限らず、他の業種でも同じです。
例えば、行政書士事務所が「行政書士」というキーワードで上位表示をしようとしても、なかなか難しいでしょう。
そうではなく、例えば「行政書士 富士市」のような、地域名をつけたキーワードのほうが、ライバルも少なく、かつアクセスしてくる人も「富士市で行政書士を探している」可能性が高いので、受注率も高まるはずです。
SEO対策は、行政書士の営業方法としても、無料で取り組めるものの1つですので、キーワードの選び方も気をつけることをお勧めします。
ニッチなキーワードで攻めた後
ニッチなキーワードでいくつか対策を行い、それぞれで検索上位表示が成功したとします。
そしたらサイト自体も検索エンジンに多少なりとも認められたことになります。
すると、今まで狙っても難しかったようなキーワードに手を付けてよいかもしれません。
サイトが検索エンジンに評価されることは非常に大事で、評価されたサイトは多少難しいキーワードでも上位表示が可能となりやすいです。
どのキーワードが制約をとれるのかを見つける
SEOにおいて重要なのは、「どのキーワードで制約が取れるのかを知ること」です。
たとえば全国で中古車を探している人は、どのようなキーワードで検索するでしょうか。
おそらくその多くは「中古車」というキーワードで検索するかもしれません。
しかしそれでは範囲があまりにも広いため、自分の住んでいる県名、または市町村名を入れるかもしれません。
また目的の中古車を見つけたとしても、販売している店舗の評判が気になる人もいるでしょう。そういった人たちは「店舗名 評判」などで調べるかもしれません。
つまりユーザー行動を予測することが大事なのです。それをある程度教えてくれるツールもあります。
そのようなものを活用し、ニッチなキーワードを攻めていき、そこから少しずつ実績を積んだ後に、大きなキーワードを狙っていく方法もあるのです。