サイトは遠慮をせずに主張をしたほうがよいと思います。謙遜はしないほうが絶対に良いです。ただし偽りの情報は掲載してはいけません。
一般的な話なのですが、日本人は自己表現が苦手のような気がします。それがよいとか悪いとかの話ではないのですが、サイトに関してもその部分が出てしまっているケースがあります。
ユーザーの判断の材料を提供する
たとえば、サイトでケーキを販売しているとしましょう。
- ケーキ売っています。
- プロのパティシエが作ったケーキ売っています。
- 国際的な受賞歴のあるプロのパティシエが作ったケーキ売っています。
この3つの表現で、目を惹くのは一番下ではないでしょうか。
サイトというのはユーザーが訪れ、サイト内の情報から自己判断するものです。直接口に出して説明ができるわけではありません。
なので誤って解釈されてしまうケースがあります。またサイト内に情報がなければ自己判断の材料にすらなりません。このようなこともあり、最近よく見るようになった「チャット機能」というのは成約率を上げるための1つの良い方法かもしれません。
ちなみに話がそれてしまいますが、チャット機能は向いている職種とそうではない職種があります。必ずしも設置したからといって成約率が上がるということはありません。
話を戻しますが、ユーザーに自己判断され、サイト運営者の意図とは異なった判断結果になってしまう可能性があります。そのため、ユーザーに対して判断材料を提供する必要があります。
判断材料が多すぎるとユーザーを困らせてしまう
ただしあまり情報を提供しすぎてしまうと、逆に困ってしまうといったケースもあります。
そのため、あまり多すぎず、しかしインパクトのある表現をサイト上の目につく場所に掲載するとよいでしょう。
具体的に主張するとよい
具体的に主張するとよいと思います。
たとえばですが何かしら受賞しているのであれば、その賞を掲載すべきでしょう。つまり実績ですね。実績はできるだけ掲載したほうがよいと思います。
後は数字を使って表現するのもよいでしょう。数字を使ったほうが理解しやすいと考えられています。
謙遜する必要はない
サイト上での表現において、謙遜はする必要はありません。
たとえば先ほど例に挙げたケーキに関しての国際的な受賞歴ですが、この賞が小さな賞であったとしてもアピールポイントとして使ってもよいと思います。
また持っている実績が、その業界では当たり前のことであったとしても、一般のユーザーからしてみると知らない話であるケースが多いため、やはり掲載しても良いかと思います。
業界と世間の考えは異なる
たとえば「寿司職人」を例に挙げてみたいと思います。
「10年修業した」と言われれば「すごい」と思いませんか?しかし寿司業界では恐らく10年の修業期間は短いと思うのです。そんなの当たり前と業界の人からしてみたら言われてしまうかもしれません。30年も40年も寿司を握り続けている職人はいます。
しかし業界では10年の修業は当たり前と思われていたとしても、一般人からしてみると「すごく修行をしている」と思われる可能性があるのです。
決して嘘は言っていません。
なのでこの表現を表に出すだけで、それを見たユーザーが「一度行ってみよう」と思ってくれる可能性が高まるということです。
もちろん、来てくれたユーザーをがっかりさせてはならないため、全力で最高の寿司を握る必要はありますが、はじめのきっかけは作れたことになります。
いずれにしても偽りでなければ、そして誰かを傷つけないのであれば、掲載しても基本的には問題ないと考えています。
ユーザーは魔法使いではない
ユーザーは魔法使いではありません。あくまでもサイトに掲載されている文章を見て自己判断します。
極端な話にはなりますが、どんなに変な商品だったとしても、サイトに書かれている文章がユーザーに刺されば売れてしまいます。リピーターは期待できないかもしれませんが・・・。
逆にどんなに良い商品だったとしても、サイトでの表現方法が悪ければだれも買ってはくれません。
たった一言であったり、ほんの少し実績を掲載するだけで、ユーザーの心に響くサイトとなるのです。
ユーザーは魔法使いではありません。こちらの伝えたいことはしっかり文章として、キャッチコピーとして表現しなければ伝わらないのです。