海外の場合、タバコに緩い国もあれば厳しい国もあります。とくにタバコに厳しい国で有名なのはシンガポールでしょう。
ではポートランド(アメリカ・オレゴン)ではどうなのでしょうか。
答えは「普通に吸えます。ただ少しだけ注意が必要かも。」です。
吸う場所とホームレスに気を付けよう
注意が必要というのには2つの意味があります。それは「吸う場所」と「ホームレス」です。
タバコに対して厳しい国として有名なシンガポールに行ったことがあるため、国によってタバコ事情が大きく違うと知った私は、今回ポートランドに行く前に、インターネットでポートランドのタバコ事情を調べてみました。
何も知らない状態で行って、怒られたり罰金を取られたりしたら嫌ですからね。
情報を集めようとしたのですが、「何となく良いみたい」という程度でしか分からず、ハッキリとした情報を得ることはできませんでした。
宿泊予定のホテルに聞いてみた
そこでまず私は、ポートランドで宿泊する「The Benson, a Coast Hotel(ザ ベンソン ア コースト ホテル)」に聞いてみることにしました。どのように質問をしたかというと、このホテル実は、フェイスブックページを持っています。
そこからコメントで質問したわけです。
つたない英語ですが、以下の通りです。
Hi,I will go to portland next month.
And I am plan to stay your hotel.
So I want ask you.
Can I smork at portland? and around your hotel?
これが私の質問です。要するに
「来月ポートランドに行って、そちらのホテルに泊まる予定です。そこで質問なのですが、ポートランドでは、そしてホテルの周りではタバコ吸えますか?」
みたいな感じです。
すると数日後、以下の回答が返ってきました。
current U.S. law states that you may smoke if you are at least 25 feet away from any building, outside.
「現在のアメリカでは建物の外で25フィート離れれば吸うことができる。」
25フィートというと約762㎝。これだけ離れれば吸っても良いということのようです。
心配なのでホテルのフロントで実際に聞いてみた
やはりそれでも心配なので、実際にホテルのフロントで聞いてみることにしました。
すると「ホテルの中では駄目だけど、建物の壁から3メートル離れれば吸ってもよい」といわれました。
「?3メートル?7メートルとかではないのか?ただ、いずれにしても吸っても問題ないということは分かった。」
ちなみにホテルを出るとすぐに灰皿が用意されていました。
写真を見てもらっても分かると思いますが、どう見ても壁から1メートルも離れていません。
ちなみにホテルの従業員も、この場所で吸っていましたので、とりあえずホテルの外であれば良いということなのでしょう。
ちなみに町中にも灰皿が設置されています。そこであれば問題なく吸うことができます。
こんな看板もありました。
つまり10フィート以内(約3メートル)は禁煙ということです。つまり10フィート離れれば良いということです。
ホームレスから声を掛けられる
ポートランドのダウンタウンでタバコを吸う際に気を付けたいことのもう1つは「ホームレス」です。
ポートランドのダウンタウンはとにかくホームレスが多いです。普通にそこらへんにいますし、道端に寝ています。
タバコを吸っていると、「タバコくれない?」と結構声を掛けられます。
私がホテルの前で吸っていたときにも声を何度かかけられました。
ホテルの従業員が私の隣でタバコを吸っていました。ホームレスが目の前を通りかかったときに「タバコをくれないか?」と声を掛けられていました。するとホテルの従業員は「Last one(最後なんだ)」と答えていました。
つまり「今吸っているタバコが最後のタバコだからもうないよ」ということです。
そしてそのホームレスは隣にいた私に、タバコを持っていないかと尋ねてきました。
あまり関わりたくないため私も「Sorry,last one」とホテルの従業員同様に答えました。
「二人そろって最後なんて・・・そんなことあるかい!」
と思われたかもしれません。しかしホームレスは「OK」といって去っていきました。
お金をくれと言われることもある
そのほか、「お金をくれないか?少しでよいから。」みたいな感じで声を何度かかけられましたが、すべて断りました。だからといって何かされるということはありませんでした。
これが私が運がよいのかそういうものなのか分かりませんが、やはり知らない土地で知らない人、今回の場合はホームレスに関わらない方がよいかと思います。
帰るお金をくれというホームレスも
他の記事で触れようかと思うのですが、「帰るお金がないからお金をくれ」と言ってきたホームレスもいました。
私が同級生と食事を済ませ、店の外でタバコを吸っていました。
急にホームレス風の若い男が来て、クレジットカードを数枚私に見せてきて、何やら言っています。
私もそれほど英語が得意ではないため、彼が何を言っているのか分かりませんでした。なんとなくお金が欲しいみたいなことを言って要るっぽいくらいしか分かりません。
ちなみに私の同級生は普通に英語を話せます。一緒に話を聞いていたので理解していたようです。
でも私が出した答えは「面倒だから英語分からないフリをしよう」というものでした。
「ソーリー、アイムジャパニーズ。アイ ドント アンダスタンド イングリッシュ。」
もの凄い棒読み、さらにはカタコトの英語を放ちました。同級生も私の馬鹿な提案に乗ってくれ一緒にとぼけました。
すると諦めたのかその男はどこかに去っていきました。
そして英語の分かる同級生に話を聞いたところ「持っているクレジットカードがすべて使えなくなってしまった。帰るお金がない。少しでよいからお金をくれないか。」と言っていたそうです。
「警察いけや!」
それが事実か作り話かは分かりません。でもやはりあまり関わらない方が身のためだと思います。
話はそれましたが、建物から数メートル離れればタバコを吸うことができます。町中に灰皿も設置されています。