ファインド広告とは、2019年にGoogleから発表され、2020年に入ってからは全てのGoogle 広告のアカウントで使用可能になった新機能です。
新機能と言うことで特徴や運用方法がよくわからない方も多いのではないでしょうか。
ファインド広告は、新たな顧客獲得に繋がりやすい非常に便利な機能です。
しかし、ファインド広告を運用する際にどのような動きをするかと言う点を理解していないとうまく運用することが出来ない可能性があります。
ファインド広告の特徴
1、ファインド広告独自の配信面
ファインド広告の配信面は、「Google Discover」「YouTube Home Feed」「Gmail」の3つです。
この3つの中で特に「Google Discover」に広告を配信出来るのはGoogle 広告でファインド広告しかありません。
Google 広告の中ではファインド広告しかありません。
今まで配信することが出来なかった場所に広告を表示させることが出来るため、新規顧客の獲得にも期待ができます。
2、Google 広告の柔軟なターゲティングを利用することができる
ファインド広告は、ディスプレイ広告で利用されるターゲティングと同じものを一部利用することが出来ます。
今まで運用していたアカウントで導入する場合は、成果のよかったターゲティングに対して配信することでコンバージョン数増加に期待ができます。
注意点
1、自動入札のみで手動入札は利用できない
ファインド広告は、検索広告やディスプレイ広告と違い手動での入札調整を行うことができません。
「目標コンバージョン単価」もしくは「コンバージョン数の最大化」での運用のみとなっております。
検索広告の自動入札時にも起こることがある、キャンペーン予算の過剰オーバーや、逆に予算を使わなさすぎると言うことがファインド広告でも起こります。
使わなさすぎるということが
2、運用者側でコントロールしづらい
ファインド広告は運用者側ではコントロール仕切れない部分が多くあります。しきれない配信面は前述の通り、「Google Discover」「YouTube Home Feed」「Gmail」の3つですが、その3つの配信面の予算配分を行うことができません。
例えば、「Google Discover」のみに配信したいから予算を「Google Discover」だけに使うと言うことはできません。あくまで3つの配信面がセットになります。また、どのような振り分けで配信されたかもわかりません。
3、管理画面上の数字がアテにならない
2でも書いた通り「Google Discover」「YouTube Home Feed」「Gmail」に配信されるため管理画面上の数字は全てをミックスした数字となります。
中でも「Gmail」への広告配信はクリックと課金のタイミングが、サイトへのアクセスではなく広告メールが開かれた時になるため、「Google Discover」「YouTube Home Feed」とはクリック・課金のタイミングが違います。
つまり、管理画面上の数字は結構アテにならないものになります。
4、クリエイティブの良し悪しが分かりにくい
広告に関してもGoogleがバナーと広告文を自動的に組み合わせたものを配信することになります。こちらはレスポンシブディスプレイ広告やスマートディスプレイキャンペーンと同じです。
クリエイティブごとの「クリック率」や「コンバージョン率」を確認できず、「良」「悪」といったような曖昧な評価しか表示されません。
まとめ
ファインド広告は検索広告やディスプレイ広告と比べて扱いにくい点が多々ありますが、コンバージョンを獲得できる新たな経路として利用できる優れた機能です。
事実私も、ファインド広告を利用してからコンバージョンを多く獲得することが出来ています。
しかし、その反面運用者がコントロールするのに苦労することがあります。
利用するには機能に対する理解が必要ですが、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
・文章としては特に大きく変だということはないと思った。
・具体的な数字が出ていると伝わりやすいと思った。
・冒頭の段階で、「ものすごく便利な機能」という良い点を紹介している。
しかし悪い点として「うまく運用することができない」といった表現にとどまっている。実際は上手く活用しないとかなり予算を使われてしまうといったマイナス面があるはず。ということで、「こんな失敗もしたことがあるため、こうしたほうがよいかも」くらいのことを入れても良いかと思った。