タイトルタグの中に、狙いたいキーワード(ターゲットキーワード)を入れるのは基本です。
しかし狙いたいキーワードを入れすぎてしまうと、本来上げたいキーワードで上位表示しにくくなることがあります。
これはつい最近、弊社での実験で改めて感じたことです。
最近行った施策
最近、あるホームページのタイトルを変更するという施策を行いました。
基本的にメインのホームページのタイトル変更はあまりしない方がよいと思っています。
しかしこれはあくまでも数年前までの話で、今の検索エンジンは精度が上がっているため、多少の変更は問題ないと考えています。
行った施策
今回施策を行ったサイトで狙っていたキーワードは「AAA+CCC」と「BBB+CCC」でした。
そのためタイトルは以下のような感じでした。
次にディスクリプションは以下のような感じでした。
結果として「BBB+CCC」では1位を取得していました。
しかしこのキーワードで上位表示しても、想定していたような利益を得ることはできませんでした。
そこで「AAA+CCC」をメインキーワードとして狙おうと考えたわけです。
そこで行った施策はものすごくシンプルです。
次にディスクリプションは以下のような感じでした。
「BBB」というキーワードを外しただけです。
得られた結果 まだ途中の段階
部分的にキーワードを外したことにより、結果としてはポジティブな結果が得られました。
これまで「BBB+CCC」では1位を取得していましたが、「AAA+CCC」では50位以下でした。よくても40位前後でした。
それが一気に24位まで上昇しました。
ちなみに「BBB+CCC」というキーワードでは3位に下落してしまいました。
お断り
お断りとしてですが、サイトやページのタイトルを変更することは、検索結果に影響を与えます。
これはよい影響を得られることもありますが、悪い影響が出てしまうこともあります。
悪い影響が出たら元に戻したらよい・・・と思われるかもしれませんが、戻したとしても元の検索順位に戻るとは限りません。
このようなことがあるため、もしタイトルやディスクリプションを変更するようであれば自己責任でお願いします。
キーワードは明かさない
AAAやBBBではわからない・・・という人もいるとは思います。
長年WEB業界にいる中でいえることは、キーワードは基本的には明かせないということです。率直に言ってしまえば「飯のタネ」であるためです。
どのキーワードで上位表示したら利益を上げられるのか、そしてそうではないのかを明かすようなWEBマーケティング会社は基本的にはないと考えています。ただライバルを増やすだけだからです。
過去には効果があったSEOも変わっていく
SEOは時代とともに変化していきます。
過去に正解だった方法が、今でも通用するかというとそうではないことも多々あります。
これは仕方のないことです。
それは検索エンジンの精度がどんどん上がっていっているためです。
そしてサイトの評価の仕方もどんどん変わっていっています。
このようなこともあるため、WEBマーケティングを行う人材は常に新しい知識や技術を取り入れていかなければついていけなくなります。
また新しい知識や技術だけを身につければよいかというとそんなことはありません。
過去のことを知り、なぜ変わったのかを知らないと、何気なく行った施策が時として毒となってしまうことがあるためです。
変更してから2週間程度のため変化する可能性もある
現在この文章を書いているのは、タイトルやディスクリプションを変更してから2週間程度しかたっていない状況です。
まだ正確に検索エンジンに評価されていないと考えています。
そのため3ヶ月くらいは様子を見たほうがよいと思っています。
基本的なサイトの施策は続けますが、あと2ヶ月くらいは余程ひどいことにならない限り、今回変更したタイトルやディスクリプション一旦このままにしておこうかと考えています。