SEOの話を真剣にすればするほど話が下手だと感じる

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SEOやWEBマーケティングに関する話を相手にしているときに、自分のことを「話が下手だ・・・」と思うことがあります。

話の内容によってなのですが、とくにはじめて話をする人に対して「全部教えてあげたい」と思ってしまい、結果的に話が長くなってしまうのです。

これは良くないなぁ、下手だなぁと思っているため、なるべく簡潔にまとめたいと考えてはいるのですが、そこがうまくいかないのが難点です。

ちなみに何十年も人に教える仕事もしています。そのため話をすることはよくしています。

それでもこの悩みがあるということは、おそらく自分が満足するところには到達しないのだろうとも思っています。

WEBマーケティングの話をしていたときに思ったこと

弊社ではWEBマーケティングのプレゼンを行うことがあります。

「御社のサイトは〇〇や▲▲を修正することで数字を向上できると思います。」

といった内容です。

WEB業界の話は自分でも思うのですが、結構複雑な内容であり理解が難しいです。

そのためがなるべく丁寧に話そうと思っています。

ところが丁寧に話せば話すほど話が長くなってしまい、時間が過ぎていってしまうという結果になってしまうのです。

いろいろ知りたいと考えている人にとってはよいことで感謝されることもあるのですが、端的に答えを知りたい人にとっては苦痛を感じさせてしまっているかと思います。

勉強を教える方が楽

私は教育には長く携わり、子どもたちに勉強を何年も教えている身です。

その上で思うことなのですが、勉強を教えている方が全然端的に教えられます。

勉強というのは、苦手なポイントが偏っています。

「おそらくここが苦手であろう」

ということは長年の経験ではじめから理解できています。そしてそのあたりの話をしているときに、相手の表情を見ることで理解しているかどうかの判断が結構つくものです。

また説明が終わった後に例題を出し確かめることで、理解度を明確に知ることができます。

ところがプレゼンではそれができません。

プレゼンの相手に「理解できましたか?では類似問題を出しますね。」ということができません。

そのため心配になってしまい丁寧に話すことになってしまいます。結果話が長くなるわけです。

「できる!」とは断言できない世界

WEB業界、とくにSEOに関しては断言できないことがあります。

それは「必ず順位が上がる」とは絶対にいえないのです。

明確な答えがあるようでないような世界なのです。これが勉強とは異なる点です。

すべてのルールはグーグルが決定します。そしてライバルの存在が順位向上を邪魔してきます。

SEOのことをよく理解している人ほど、絶対に順位が上がるということは言えないものです。

ところがSEO会社の営業スタッフは断言してしまうことがあるようです。実際に手を動かすのは技術チームであり、営業チームの仕事は案件を獲得してくることです。

そして営業スタッフは技術面を詳しく知るわけではありません。仕事を取るためによい話を相手にします。

その結果、弊社がプレゼンで負けてしまうことがあるのです。

「そんなこと言っちゃっていいの?それはグーグルも発表していないことのはずなのに」ということをバンバン言います。

しかし結果としてその方が、お客さん受けするのも事実です。

「順位は上がると思いますが、結局はグーグルが決めることなので断言できません。」という私より、「順位は絶対上がります!」と自信もって言われた方が、相手としても安心するとは思うのです。

それはわかってはいるのですが、後々のトラブルにも発展する可能性がありますし、私としては無責任なことはできないと思っているのです。

もう少し端的に話してもよいかとは思う

いろいろ考えなかなか答えが出ないのですが、少なくても今よりももう少し端的に話せるようになればよいとは思っています。

相手に自分の思いを伝えるのは難しいです。

この記事を書いた人
tomo

サイト制作、SEOに20年以上携わる。その知識や技術を活かしさまざまな企業のWEBマーケティングにコンサルタントとして携わり実績を出している。
WEBマーケティングに関する大学での授業やウェビナーでの登壇、さらには国際学会での発表を行っている。
ホワイトな施策を中心とし、安全に、そして確実にクライアントの数字を上げる施策を心掛け、高い成功実績を残している。

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