SEOで順位を上げる際に「良いコンテンツを作る必要がある」といわれることがあります。
しかし「良いコンテンツとは何?」と思ったことはないでしょうか。
SEOにはさまざまな手法があり、その中の1つとして「良いコンテンツを作れば上位表示する」といった話が出回っているようです。
最近になって重要視され始めたみたいな感じになっているようですが、実は昔からある話です。
ではなぜ最近になってよく聞くようになったのか?それは「大きなSEO屋さんの影響かなぁ?」と思っています。
リンクペナルティの発生とともに騒がれ始めた気がする
俗にいうSEO業者は、長年、人工的なリンクを貼ることで、クライアントのサイトを、狙ったキーワードで上位表示させてきたわけです。
この施策は現在でも行っている業者は多数あるわけですが、以前のように派手にリンクを付けるといった宣伝を行っているところは少なくなったように思えます。
大きなアップデートの影響
大量の被リンクを付ける行為が少なくなり始めたのは、2014年に起こったペンギンアップデートの後くらいからだと思います。
この時期、人工的なリンクを貼ったサイトがどんどんペナルティを課せられました。結果として、SEO業者に仕事を依頼することが逆にマイナスを生み出すこととなり、複数のSEO業者がつぶれてしまいました。
そして「リンク=悪」といったイメージが巷に広まってしまいました。
このようなことがあり、生き残ったSEO会社は「人工的なリンクで検索順位を上げる」ということを、あまり大きな声で宣伝しなくなったと思われます。
しかし業者としても「売り」は必要です。そこで登場したのが「良いコンテンツ」というものです。
そもそも良いコンテンツって?
しかしよく考えてみてください。「良いコンテンツ」って何ですか?
あまりにも抽象的な言葉だと思います。ハッキリとした答えがないと思うのです。
長い文章=良いコンテンツ?
長い文章が検索エンジンに対して好影響を与えるといわれたことがあります。
ではそれは良いコンテンツでしょうか。
ユーザーからするとそうではないと思います。なぜならユーザーすべてが高い読解力を持っているわけではないためです。
ユーザーによっては、まともに読んでくれないことでしょう。
短い文章でまとめれば、それが良いコンテンツですか?文字数が少なすぎて検索エンジンが適正に判断できないかもしれません。
画像を入れれば良いコンテンツですか?体験談を掲載すれば良いコンテンツですか?
などなど、すべて実は突っ込みどころはあります。
では、何が「良いコンテンツ」なのか・・・。正直答えに迷います。
良いコンテンツの定義とは捉え方次第
そもそも「良いコンテンツ」というのは誰のためのものでしょうか?ユーザーのため?検索エンジンのため?
恐らく、結果を求める多くのアフィリエイターは「検索エンジンのため」と答えるかと思います。確かにユーザーに分かってもらう、共感してもらうような文章にしなければならないのですが、そもそも、そのユーザーに見てもらうためには検索順位を上げる必要があるためです。
では検索エンジンに向けての良いコンテンツとは?ということですが、これが難しいところです。
結局はっきりとした答えは分かりません。なぜならグーグルのブラックボックスだからです。あくまでもSEOをする人間からしてみると「推測」しながらの施策となります。
弊社の考える良いコンテンツ
■ 文章をなるべく読んでもらうための工夫
ただ弊社なら・・・ですが、最近の場合は初めに結論を書くようにしています。その結論に至った経緯を知りたい人に対し、詳細な情報を下に書くといったパターンです。
そのため、すぐに答えを知りたい人にも、じっくりその答えに至った経緯を知りたい人にも情報を届けられると、勝手に思っています。
また、否定的な意見をはじめに入れるのも良いかもしれません。ユーザーに冒頭から「え?」と思わせることができれば、それ以降の文章を読んでもらえる可能性が高くなります。
どんな方法であれ、文章を読んでもらえるようにしたいのです。
■ 箸休めのために画像を入れる
また、画像もなるべく入れるようにします。
個人的に思うことですが、文章がズラズラ続きすぎているものは、読む気になりません。途中途中で休めるところが必要です。それが画像です。
また、段落ごとに小さなまとめを入れるようにしています。これも最近始めたことです。文章が長くなればなるほど読み手が混乱してしまう可能性があります。その頭の中を整理してあげるためにも小さなまとめを入れるようにしています。
ユーザーファースト!という感じでしょうか。でも、これが結果として良いコンテンツなのかどうかは分かりません。これで検索順位が上がったかというと、まぁそうねぇ、少しは・・・う~ん・・・という程度です。
いずれにせよ、良いコンテンツかどうかは分かりませんが、長い文章をわざわざ小分けにするようなことはしなくなりました。それでページ数を稼ぐといったことをしなくなったということです。
■ 記事はブツ切りにしない
以前は、長くなってしまった文章は約500文字~約1000文字で1記事というようにしていました。つまり5000文字の文章を書いたら5ページ~10ページ出来上がるということになります。この方法はページ数が増えるというメリットがあります。
しかし今は5000文字書いたとしたらそれで1記事にしています。
これが正解かどうかは知りません。ただ、同じことについて書いていることなのに、わざわざ分ける必要はないのかなと思います。
弊社なりの方法は確立している
このように、例えばの話ですが、弊社が良いコンテンツを作るとしたらこのような感じのことを少なからず意識します。
もちろん他にも色々あります。それが合っているかどうかは別としてですが、結果として数字は出ています。
結局、ユーザー全てを満足させることができるコンテンツは存在しないと思います。ならば、ターゲットを絞って、全員じゃなくても良いので、その中の一部の人にだけでも共感させられるようなコンテンツを作れれば、それがそのユーザーにとって良いコンテンツとなるわけなので、それでいいんじゃないかなぁと思っています。
もし幅広く色々なターゲットを狙いたいのであれば、それぞれ専用のコンテンツを作成していけば良いのではないでしょうか。
信じることが違う場合も
最後に少し気を付けてもらいたいことがあります。それは自分の思っている良いコンテンツという概念が明らかに誤っているときです。実は結構ある話です。
弊社のように、多くのサイトを運営している人ならば、どういった施策が良くてどういった施策が悪いのかを判断することができます。比較材料が沢山あるからです。
しかしそうではない場合、つまり比較材料がない場合、どういった施策が良いのか分かりようがありません。
例えば個人で商売をしている人の場合。運営しているホームページは大抵1つです。1つしか運営していないため、比較材料がありません。そのため、明らかに誤った方法を試作し続ける可能性があります。
よく聞く話ですが、「こんなに頑張っているのに全然集客できない、売り上げが上がらない」と言われる方がいます。
ホームページをチェックしてみると、明らかに誤った方法で試作していることが多いです。しかし先ほどもお話しした通り比較材料がないため分かりにくいのです。
このようなこともあるので、時間と労力、さらにはコストを無駄にしないよう、ホームページで集客をしたい場合には、多少コストがかかっても初めのうちは相談してみると良いと思います。