WEBマーケティングは無駄であり、無意味であると考える人は少なからずいます。
結論から言うと、それはないです。
少なくてもこれまでの弊社の経験の中ではの話です。しかし可能性としてですが、あまり効果が出ない場合はあるかと思います。
まずWEBマーケティング自体、あまりにも広い意味であり、何をもってWEBマーケティングと取るのかにもよります。
ただし事実として言えることは、弊社がこれまで関わってきた案件の中で、インターネットからの売り上げがその会社の売り上げの多くを占めるといったケースは普通にあります。
そしてもしインターネットからの売り上げがなくなってしまったとしたら、かなり経営が圧迫し、中には倒産してしまう会社もあります。
ある意味、インターネットの売上に頼ってしまっているという見方もできますし、ある意味、売り上げがあることでビジネスチャンスがさらに広がったとも取れます。
WEBマーケティングにはいろいろある
WEBマーケティングと一言で言ってもいろいろあります。
まずこれだけでも、それぞれ専門会社があるほどです。
そしてSEOを取り扱っている会社もPPCを取り扱っている会社も、ある意味キャッチコピーとして「WEBマーケティング」と言う言葉を使っています。
つまり「WEBマーケティングといったらSEO」と言うのは正解でもありますし、不正解でもあります。同じように「WEBマーケティングといえばPPC」と言うのも正解でもあり不正解でもあります。
「インターネットで数字を上げることがWEBマーケティングであり、そのために使用する手法がSEOであったりPPCであったりMEOであったりする」のです。
よくある勘違い
よくある勘違いとして「ホームページ制作会社はWEBマーケティングが得意」と思われることがあります。
ホームページ制作とWEBマーケティングは全くの別物です。
多少の対策は行うことができるかもしれません。
ホームページ制作会社にもよるのですが、例えるなら「綺麗な絵を描くことと、走ることが速い」というくらいの感覚です。「英語は得意と、数学が得意」というような違いです。
全くの別分野ということです。
どれか1つだけでは効果が発揮できないことも
WEBマーケティングの手法はさまざまですが、どれか1つだけ対策をしたとしても効果が発揮できないケースがあります。
たとえばSEOで上手くいき数字が上がったとしましょう。ではPPCは行わなくて良いのか?と言うとそんなことはありません。
もっと効果が出る可能性もあります。もちろん効果が出ないケースもあります。
PPCに関しては広告を出してみなければ効果が出るかはハッキリとはわかりません。またそれなりの腕のある広告運用者が手掛けないと、しっかりとした成果が残せません。
よくあるPPCの失敗例
これまでに実際にあった話です。
弊社にWEBマーケティングの相談をしてきた会社がありました。
そこはホームページをもっていて、PPCにも取り組んでいました。
PPCからほどほど集客はできており売り上げも上がってはいたのですが、数字に不満を持っていたのです。
そこで数字を見させてもらったところ、あくまでも弊社目線でですがあまり良い数字とはいえませんでした。正直悪い数字でした。
広告運用をしていたのは、業界の中でもかなり知名度のある会社です。
なぜこのようなことが起こるのか?それにはいくつかが考えられます。
・広告運用者の知識や経験値が足りなかった
・初期設定のみ行い、あとはツールで自動出稿を利用していた
おそらくこのどちらかかと思います。そしてこのようなことはよくある話です。
それでも運良くこの相談者の会社は、広告費よりも広告から生まれた利益の方が上回っていたため、この広告会社に仕事をお願いし続けていました。
しかし「PPCってあまり効果が出ないんだな」という考えにはなっていたようです。
このような場合「PPC=WEBマーケティング」と考えていたとしたら、「WEBマーケティングってあまり効果が出ないんだな」と言うことにつながることでしょう。
この勘違いが業界としては怖いと思っています。
たまたま広告を依頼していた会社が悪いだけと言う場合があるのです。
後日談としては、この会社の広告を弊社が行うことになりました。結果としてかなり数字を上げることに成功しました。
営業が上手い会社が多い
WEB業界には営業が上手い会社が多いです。
そして営業では良いことしか言いません。
結果として、お客様に対してWEBマーケティングに大きな期待を持たせ契約をとっています。
しかし上手くいくケースもあればそうではないケースも出てきます。
上手くいかなかったお客様からすると、「WEBマーケティング=効果がない」と言う考えになってしまうわけです。
WEBマーケティング会社は実力で選ぶべき
WEBマーケティングを依頼するのであれば、実力のある会社に依頼した方が良いでしょう。
たとえばSEOの実力で言えば、「レベル3」の会社もありますし、「レベル8」の会社もあります。
PPCでも同じことが言えます。
では、どのようにしてレベルの高い会社を選ぶのかと言うと、以下のことが考えられます。
・WEBマーケティングだけで長い間経営している会社
・自社運営サイトで数字を上げている会社
あくまでも傾向での話なのですが、SEOでもPPCでも、実力を持っている人はあまり表には出てきません。
彼らはある意味「職人」です。そのため人と交流することを得意としていない人が多いです。
よって抱えている案件数も少ない傾向にあります。さらに会社に属しておらず一人、もしくは極めて少人数で活動していることが多いです。
そして「自由人」でもあります。自由人であるため、気に入った案件しか受けません。ただ気に入った案件である場合には実力を発揮します。
もしかしたら世にいうゲーマーに近い存在なのかもしれません。
実力のあるWEBマーケターを探すのは運の要素もある
あまり表に出てこない実力のあるWEBマーケターを探すためには、運が必要となってくることでしょう。
そのため、いろいろな会社に声をかけてみると良いでしょう。
一番良いのは、自社で運営しているサイトを持っていて、そこでの実績を教えてもらうことです。
これまでの実績を聞いてみるのも良いかもしれません。
あとは、その会社の代表が仕事に関わってくれるところを探した方がよいです。部下に仕事を任せてしまうケースがよくありますがWEBマーケティングの技術はほんの数年で身につくものではありません。
よって会社の代表が率先して案件に関わってくるところを探した方が良いでしょう。
また、メリットやデメリットをしっかり説明してくれるところが良いです。WEBマーケティングには様々な手法があります。そしてある業種では成功したが、他の業種では成功しないということが普通にある世界です。
良いところだけをアピールしてくるような会社は要注意です。
最後に契約期間の確認だけはしっかりしておいた方がよいでしょう。今まで聞いてきた話の中では、契約に縛りがあるケースがかなり多かったです。1年や2年、長い場合には5年というケースもありました。もし途中で解約する場合には、私の知る限りでは50万円の解約金が必要となったケースがありました。
WEBマーケティングは無駄ではない 実力の会社を選ぶ
WEBマーケティング自体は無駄ではありませんし無意味でもありません。
実力のある会社に依頼すれば、しっかり効果は出ます。
ただしどの手法を使うのかにもよりますが、SEOの場合、1ヶ月や2ヶ月ですぐに効果が出るかと言われると難しいかもしれません。
PPCであれば1ヶ月もあればある程度、数字が見えてきます。1ヶ月運用した段階で大きく赤字が出るようであれば、PPCは向いていない業種やサービスなのかもしれません。
そういった時には一旦体制を立て直し、ターゲットを変更したり、表現方法を変更したりすることで、数字が上がるケースもあります。
もしインターネットで数字を上げたいと思っているのであれば、ぜひご相談ください。可能か不可能か。メリットとデメリットなどをお伝えさせていただきます。