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シンガポールのドローン事情 え?ドローンの規制って緩いんじゃないの?
- 2016/12/11
- シンガポールに行くならこれだけは知っておきたい
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今回の旅行の裏目的は「シンガポールでドローンを飛ばすこと」です。
Youtubeといった動画サイトで、シンガポールで飛ばしている複数の動画がアップされており、その多くが非常に迫力のある映像だったため、自分でも撮影したいと思ったのです。
今回持って行ったドローンは「DJIのPhantom4」です。
日本ではそれなりに上手く飛ばすことができていたため、技術的な不安はそれほどありませんでした。ということで、持っていくことにしたわけですが、これがかなり邪魔な荷物となりました。
空港のチェックインカウンターでトラブル
出国の際、羽田国際空港のチェックインカウンターに荷物を預けているときのことです。全日空の係員が私が手に持っている箱(ドローンが入っている箱)の中を見せてくれと言ってきました。
箱を開け中身を見ると、若干係員の動きに変化が。
「事前に全日空に電話で確認したらOKだといっていましたよ。」
そう伝えたのですが、数人の係員が何やらどこかに連絡をし始めました。
しばらく待った後、係員からOKが出たのですが、ヒヤヒヤものです。
話を聞くと、ドローンをもって出国する人は今までほとんどいなかったそうです。そして何が問題だったのかというと「バッテリーのワット時定格量」というものらしいです。
簡単に言うと、ドローンで使用しているバッテリーによっては、機内に持ち込むことができないケースがあるということです。
これに関しても事前に調べ、その上で持って行ったのですが、やはり物珍しいものらしく、どうしてもチェックを受けてしまいます。
もしドローンを機内に持ち込みたい場合には、事前に搭乗する航空会社に確認を取った方が良いと思います。
事前に調べたらシンガポールのドローン規制は日本よりも緩いとなっていた
事前にシンガポールでのドローンのルールを確認していきました。日本でも国土交通省や地方自治体によっていろいろ規制がかけられているわけですが、海外でも同じように規制があるためです。
調べた結果、シンガポールでは日本よりも規制が緩いということが分かりました。
※参照⇒https://www.caas.gov.sg/public-passengers/unmanned-aircraft-systems
ということで、大きな荷物となりましたが素晴らしい映像が取れると期待し、シンガポールにドローンを持ち込んだわけです。
※後述していますが、このルール通りには私は行きませんでした・・・。
ちなみに、出国の際にチェックインカウンターで調べられた以外、その他ではまったく調べられませんでした。
手荷物として機内に持ち込んだわけですが、シンガポールに入国する際にも調べられませんでしたし、出国する際にも調べられませんでした。
セントーサ島で初フライト 機体フラフラ モニター異常過熱
ということで、シンガポール国内で初フライトの地として「セントーサ島」を選びました。
準備をし飛ばそうと思ったらここでトラブル発生。
モニターでGPSがうまくキャッチできません。さらにモニターとしていたスマホが異常過熱してしまいました。
ちなみに日本では一度もこのような現象を起こしたことはありませんでした。
それでも無理やり飛ばしてみたのですが、機体が安定せず違和感を感じたのですぐに飛ばすのを止めました。
ちなみに無理やり飛ばしてみたときに撮影した動画のスクリーンショットがこちら。
ものすごくノイズ?が入っているのが分かるかと思います。
機体は熱い。ノイズは入る。
これで「よし!飛ばそう!」という気にはなかなかなれないものです・・・。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイで再挑戦!
セントーサ島で思ったように飛ばせず、その後もGPSの異常は発生していました。
ということもあり、飛ばす機会を失ってましたが、せっかく持ってきたのだから何が何でも飛ばしてやる!と思い、「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」の端の方で飛ばそうと考えました。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイはとても広いため、飛ばすポイントに到着するまでにホテルの部屋を出てから30分ほどかかりました。
さっそく飛ばしてみようと思ったのですが、やはりモニター側がGPSをしっかりと受信してくれません。そのため、試しにホバリングさせてみたのですが、機体がブレてしまいます。
GPSを正常にキャッチしていると、例えば風が吹いてきて少しでも流されたとしても、元の位置に戻ってくれます。
しかしそれが上手く働かないのです。
仕方なく、GPSを完全に切った状態で飛ばすことにしました。これはかなり上級者の飛ばし方です。GPSを切っている状態なのでかなり不安定な飛行となります。なので遠慮して飛ばすことにしました。
完全手動のためやはりかなり機体がフラつきます。その映像がこちら。
本当はマリーナベイサンズの部屋の中から飛ばしたかったのですが、この状態では仕方ありません。そして、この映像でもマリーナベイサンズ全体を入れたかったのですが、機体の状態から考えて、そこまでの高度までもっていく度胸がありませんでした・・・。
ちなみに、本来はこんな感じで動画を撮影したかったです・・・。
※マリーナベイサンズの屋上スカイパークから撮影
シンガポールでドローンを飛ばしていたら・・・え?聞いてたのと違う・・・
シンガポールでドローンを飛ばすことを考えている皆さん。ここからが注目です。
一度着陸させ体制を立て直そうとしたところ、ゴルフカートのようなものに乗ったガーデンズ・バイ・ザ・ベイのスタッフが私に近づいてきました。
「ここで飛ばしていいっていう許可もらっているのか?」
と聞かれ
「え?許可なんているの?」
と返すと、
「許可が必要だ。」
と言われてしまいました。
あれ?日本で調べたことと違う・・・。
ということで、ダメだと言われたからには飛ばすわけにはいきません。ということで、シンガポールでの空撮はこの映像で終わりとなります・・・。悔しい・・・!
そこからの帰り道、すごい内容の看板を目にしました。
「NO FISHING Fine up to $3000(釣り禁止 3000ドル以下の罰金)」
厳しすぎません?高すぎません?
まぁ、このように重い処罰を課してして美しい景観を保っているのかもしれませんが・・・。その割には水は汚いです。
このように、シンガポールは罪に対しては非常に厳しい対応をしているため、ドローンでその対象になるのも嫌なので、シンガポールでの飛行を諦めた次第です。
もしかしたらガーデンズ・バイ・ザ・ベイ付近で飛ばすのがダメだったのかもしれません。もしくは、そのスタッフが厳しかっただけなのかもしれません。
実は、今回シンガポールでドローンを飛ばすにあたり、様々な機関に連絡をしました。シンガポール大使館やマリーナベイサンズです。ただ有力な情報は得られませんでした。
インターネットに書いてあった情報、つまり上記してあるイラストから判断したものです。
いずれにせよ、海外で余計なトラブルになるのは避けたほうが良いです。もし注意されたら素直にその場を立ち去るのが無難かと思います。
シンガポールのイベントやアトラクションの割引チケット。
現地で購入するよりも断然安く、さらにはチケット売り場の列に並ばずスムーズに入場できるのも魅力です!
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