どの地域にもホームページ制作会社はあります。
弊社のある富士市でも、複数の制作会社があります。
料金体系は会社ごとに異なっており、これからホームページを制作したいと考えている人からすると判断に迷うことでしょう。
今回はホームページ制作代金について気を付けてもらいたいことをお話しします。
結論からすると、制作代金が30万円以下であれば注意した方がよいです。
安い金額でホームページ制作をすることは可能 でもデメリットが多い
ホームページを安い金額で求めている人は多いことでしょう。
そして実際、安い金額で作成することは可能です。
ただし安いということはそれなりの理由があります。
そもそも利益にならないことはしない 必ず利益になるようにしている
前提としてですが、どのような事業者も利益にならないことはしません。
「ホームページ制作代金3万円~」というキャッチコピーを目にすることがありますが、もし3万円だったとしたら事業が成り立ちません。
もしそれが10万円だったとしても難しいです。
一般的なホームページ制作時間
たとえばホームページの制作時間から考えてみます。
たとえば弊社の場合、簡単なホームページであれば2週間ほど時間をもらえれば作成することが可能です。
簡単というのは、画像が数枚入っていて、会社紹介の文章があり、問い合わせフォームがついている程度です。
ページ数でいうと5ページ前後です。
大規模なホームページ、デザイン性の高いホームページ、WEBマーケティングを意識したホームページの場合には3ヵ月前後は必要となります。
さらに事業規模にもよりますが、1日に数千人が訪れるECサイトレベルとなってくると、半年以上は必要となります。
つまり一言でホームページといっても、制作期間に大きく差があり、それだけ工数が異なってくるのです。
時給1000円で考えてみる おかしな結果となる
ホームページ制作を時給計算してみたいと思います。
今回はわかりやすいように時給1000円としましょう。
1日に8時間働いたとして8000円。週5日だとして40000円。2週間で80000円ということになります。
そのため2週間ほどで作成する簡単なホームページでも、制作代金は80000円ほどにはなります。
しかし格安ホームページ制作を謳っている会社は、「3万円」とか「5万円」という料金設定にしています。
つまり制作代金で利益が出てはいないのです。
しかし利益を出さなければ事業は続けられません。さらに制作業務はひっきりなしに入ってくるものでもありません。
そのため営業をしたり宣伝をする制作会社もあります。
営業や宣伝を行うということであれば、そこにはコストが発生します。
コストが発生しているのに、「3万円」とか「5万円」という料金設定はやはり難しいのです。
別で料金が発生する仕組み
格安でホームページ制作を行っている会社は、そのままの金額で制作していては利益を生み出すことはできません。
そこでさまざまな方法で利益を上げるようにしています。
弊社側で知っている範囲では、以下ような方法で利益を上げています。
- 保守・管理費
- オプション
たいていこの2つとなります。
保守・管理費
保守・管理費は毎月の支払いとなります。内容にもよりますが、1ヶ月5000円~20000円の間が一般的です。
定期的に入ってくるお金であるため、制作会社としては収入が安定するため魅力があります。
なるべく安定的な収入を長く続けてもらいたいため、契約期間を3年や4年、5年と長めに設定するケースがあります。
そうすることで、長い目で見ると制作代金が回収でいるといった仕組みとなるのです。
保守・管理費が安いところは注意
保守管理費があまりにも安いところは注意が必要です。
保守管理費の名目がありながら、結果的に何もしていないケースがあるためです。
また修正は1ヶ月で1度までであったり、本当に些細な修正しかしてくれないケースがあるのです。
オプション
ホームページというものは、運営を始めてみると情報や機能を追加したほうが良いと思うものです。
そこで画像を追加したり、文章を追加したり、ページを追加したり、様々な機能を追加したりするようになります。
そこの金額から利益を得ている業者もあります。これ自体は悪いことではありません。
しかし「たったそれだけのこと」と思う内容が、意外に金額が高いといったケースはよくあることです。
ホームページをあまり触ったことのない人からすると、たったそれだけのことでも、実はものすごく大変な作業となるケースはよくあります。
専門的な技術がないケースもある
ホームページには、さまざまな分野の技術が使われることがあります。
名刺代わりのホームページであれば「コーダー」だけで作成することが可能でしょう。少しデザイン性を高めたいのであれば「デザイナー」が必要となってきます。
そこに検索システムやECシステムを導入したいと考えたとしましょう。その場合にはプログラマーが必要なってくることもあります。
またかかわるスタッフが多くなれば、それをまとめ上げる「ディレクター」も必要となってきます。
さらにホームページの売り上げを上げたいと考えるのであれば、「マーケター」が必須となります。
たとえばですが、弊社であればこのすべてに対応できます。ところがその一部しか対応できない会社も意外とあります。
- ホームページは作れるけど、ECサイトは作れない。
- ポップなデザインのサイトはできるけど、シックなデザインは難しい。
- ホームページは作れるけど集客はできない。
よくある話です。
結果として大規模な修正が必要となったり、作り直す必要が出てくるケースもあります。
契約内容には注意 契約の縛りがある場合には考えたほうがよい
安い金額でホームページを作成すると、長い期間の保守・管理の契約を結ぶケースがあります。
中にはホームページが存在する限り保守管理費が必要というケースもあります。
保守・管理自体は必要であるため、いくら長くてもよいとは思うのですが、契約内容によっては注意が必要となるケースがあります。
保守管理が終わったらホームページが削除される
たとえば、「保守管理契約が終わったらホームページが削除される」という契約はよくあります。
また途中解約は違約金が発生することもあります。
少なくても制作会社が損をするような契約にはしないものです。
ホームページが没収される
削除以外にも没収されるケースがあります。
たとえば制作する段階でドメインを制作業者名義で取得した場合には、とくに注意が必要となります。
ドメインというのは「https://abc.com/」のことです。URLともいいます。
これはレンタルであり、レンタルした人の持ち物になります。そして検索エンジンからの評価はすべてドメインに付きます。
よって契約を途中で解約した場合、ドメインが業者に没収されることになります。そのようなドメインは多岐にわたる使途があるため、業者としてそこまで損ではないのです。
場合によっては売却することもできるためです。
ここで説明するとあまりにも長くなるため割愛しますが、気になる方はお問い合わせください。
金額にかかわらず契約内容は確認が必要
金額にかかわらずですが、ホームページを作成する際には契約内容をしっかり確認するようにしてください。
とくに制作代金が安い場合には、注意するようにしてください。
どのような場合でも制作会社が損をするようなことは普通はしません。必ず何かしらで利益を上げます。
そしてその利益の発生源は、ホームページ制作を依頼したお客様です。
よって契約内容をしっかりと確認するとともに、とくに安い金額で制作してくれる業者には注意するようにしてください。
もし不安ということであれば、弊社が間に入って話を聞くことも可能です。