少しマニアックな体験談になってしまうと思うのですが、シティーギャラリーにはシンガポール国内の模型があり、ポスターや展示方法や模型、建築のスタイルなど、普段グラフィックデザインを学んでいるのでとても参考になることが多かったです。

模型が好きな人やデザインを学ぶ人にとっては楽しい場所だと思います。

一緒に行ったプロダクトデザインを学ぶ友人は、ちょうどその時期、課題で慣れない建築模型を作っていたようで参考になったらしく大量に模型の写真を撮っていました。
現代建築の模型展示のようなものが行われており、地震大国の日本では恐ろしくて建てられないようなデザインの建築物の模型がたくさん並んでいました。結構日本にはない作品の数々に国が違えば発想も違うのだなと実感しました。日本で発想できなかった面白いものをたくさん経験することができ、感性が刺激されました。その国独特の造形を体験したい方はオススメかもしれません。

基本的にシンガポールの歴史についての展示を行うライトな歴史博物館のようなところで、歴史について学ぶことが出来るため、そのあとの観光においても歴史の知識を思い出しながら観光することができました。

シンガポールはとても新しい国で歴史も浅いのですが、他国の占領下であったこと、マレーシアに一度は合併したものの様々な問題によって再び独立したことなど様々な局面を乗り越え現在の姿にあることを学び、他国に対する尊敬の気持ちも学ぶことができたような気がします。

展示の解説は英語や中国語などいくつかの言語が使われていましたが日本語があった記憶はありません。しかしそこまで難しい英語ではなかったので、なんとなくなら読んでも内容を掴めるかと思います。

シンガポールの歴史や知識を身につけてから観光したい方はシティーギャラリーを見学してから観光するのがオススメです。

シティギャラリー自体はそこまで大きい施設ではないので、展示の量もそんなに多くないのでサッと見て回るだけなら１時間強で全て見てまわることが可能かと思います。しかし歴史についてしっかり学ぼうと思っている方や、模型とかの作りも見事なので模型などの辺もじっくり見たい方は２時間くらい所要時間を見ておくと確実です。

近くにフードコートは見るだけでも楽しい

またシティギャラリーを出てすぐのところにはフードコートがあり、お昼前にシティギャラリーを見学してそのまま昼食を取るようにしました。
フードコートはシンガポールの人にとってはとてもポピュラーらしく、平日の昼間ということもあり、近くでお仕事をしている方で賑わっていました。たくさんの出店が並んでいてお店を見るだけでも楽しかったです。

オシャレで可愛い街並みが広がっている

シティギャラリーと先ほどのフードコートの周辺にはカラフルで可愛い住宅街やカフェやバーが建ち並んでいました。

シンガポールではよく見かける街並みですが、昼間にゆっくり見るタイミングがその時まで無くてとてもワクワクしながら歩き回りました。私が行った時は営業していませんでしたが、営業しているタイミングで行くとかなり賑わってまた違った楽しい場所になるかと思います。人が少なかったのでゆっくりたくさん写真を撮ることができていい思い出になりました。

シティーギャラリーは無料なので気軽に立ち寄ることができる上に、シンガポールの歴史や発展を知る事が出来ます。海外の歴史を学んだり知る機会はなかなかないですが、せっかく訪れた国について知るのは見識を広げ、自国についてより知ろうとするきっかけになりました。
また、周辺もカラフルな街並みと攻めたデザインの高層ビルにフードコートもあるという、いかにもシンガポールらしい雰囲気が味わえるので、シティギャラリーとその周辺を含めて、短時間で楽しい体験をする事が出来ました。