ChatGPTには得意分野と苦手分野がある 情報収集は苦手

静岡県のWEBマーケティング

前回「ChatGPTがライターの仕事を減らす理由」を書いてからも、いろいろ試していたのですが、ChatGPTには得意なこととそうではないことがあるようです。

弊社で利用しているのは「ChatGPT4」です。

3.5に比べ精度が高いとされているものですが、それでも不満を感じてしまうことがしばしばあります。

文章を書くことはそれなりに得意

ChatGPTは文章を書くこと自体はそれなりにできます。

それなりにできるのですが、「当たり障りのない文章」となります。

大きく間違ってはいないがところどころ明らかに内容が異なる文章が入っています。

そのため、全文必ず見直しをしなければなりません。

指示者の知識が重要となる

作成された文章を見直しするということは、その内容に関する知識を持っていなければならないということです。

つまり、自分の知らない分野の文章をChatGPTで作成することは、内容が誤った文章が作成されても気付かない可能性があるということです。

質の高い文章作成には向いていない

誤った内容の文章を作成してしまう恐れがあり、尚且つ当たり障りのない文章を作成してしまう可能性があります。

そのため、質の高い文章を作成したいと考えている場合には、現段階ではChatGPTの利用は避けたほうがよいかもしれません。

0→1は有益

文章をゼロから作成することが苦手な人、そして校閲が得意な人にとっては、ChatGPTは使えるかもしれません。

内容が怪しいし当たり障りのない文章かもしれませんが、とりあえず文章は作成してくれます。

すぐに止まってしまう

ChatGPTで文章作成をしていると、すぐに文章作成が止まってしまいます。

そのたびに「続きを書いてください。」と指示するのが正直面倒ではあります。

また時折ネットワークエラーが発生してしまうこともあります。

とはいえ、まったく何もないところから文章を作成してくれることは非常に有意義であり、それらのデメリットがあっても利用価値はあると思います。

情報収集は苦手

ChatGPTは情報収集は苦手のようです。

たとえば、「静岡県富士市にある小学校をすべて一覧にしてください。住所もお願いします。」と指示すると以下のような回答が返ってきました。

富士市立岩本小学校
住所: 静岡県富士市岩本3-3-1
富士市立新屋小学校
住所: 静岡県富士市新屋1-4-1
富士市立横割小学校
住所: 静岡県富士市横割1040-1
富士市立柚木小学校
住所: 静岡県富士市柚木701
富士市立鷹岡小学校
住所: 静岡県富士市鷹岡66-1
富士市立中里小学校
住所: 静岡県富士市中里266-1

一見しっかりと情報を取得したように思えます。

ところがこの中の小学校で存在するのはたった1校のみです。また住所に関してはすべていい加減です。

この「一見しっかりと情報を取得したように思える」というところをどう捉えるかによって来るでしょう。

とりあえずの検索エンジン対策

検索エンジンはサイトのテキストを読み込み判断し、検索順位の材料としています。

そのため、サイトを構築している最中はサンプルといった感じで、ChatGPTが作成した文章を入れておくという方法はありかもしれません。

そして後々、しっかりとした文章を入れていけばよいかと思うのです。

PHPなどは得意

文章作成は怪しいですが、簡単なプログラム系は意外と得意だと思います。

WPでサイトを作成しているときに「ブログ投稿を自動的にここに反映させたい」といった悩みが出てくるとします。

そういった場合には、いろいろ検索して調べたものです。

この調べる作業は意外と時間がかかっていたのですが、ChatGPTを使うとパッとサンプルを出してくれます。

そしてそのサンプルが微妙であれば、追加の指示を出すことで理想の形に近づけてくれます。

そういった面では利用価値はかなりあるかと思いました。

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