ネット上には、さまざまなSEO関連情報があります。
それらの情報を掲載している人たちは、確かな情報を掲載していると思います。
少なからず、自分が実践して効果が出たと思う内容を公表していることでしょう。
ところがそれらの内容を実践したとしても、思うような効果が出ないことがあります。
そこで重要となってくるのが「取捨選択する力」です。
結論から言ってしまうと、取捨選択する力は「経験」によって身に付くものだと思います。
ネットの世界の動きは早い
インターネットの世界の動きは非常に早いです。
SEOに関する情報に関しても、これまで有効であったものが効果が薄くなったり、逆にマイナスに働いてしまうことがあります。
よってSEOを生業としている職種の人は、常に情報を集め続ける必要があります。
自分で試す必要がある
ネット上では簡単にさまざまな情報を見つけることができます。
集めた情報の真偽を確かめる方法は、実際に自分で施策してみることでしょう。
ただしそれにはあまりにも時間と手間がかかります。
時間と手間はかかるのですが、もし外部のお客さんに対してSEO関連のアドバイスをしているのであれば、避けては通れないことでしょう。
試している間にも進化は進む
先ほどからの繰り返しになりますが、ネットの進化はとても速いです。
有効と考えられる施策を試している間にも、どんどん進んでいきます。
常に情報を集める必要はあるのですが、集めた情報を取捨選択することで手間を大きく削減することができます。
取捨選択するためには、SEOに関する基礎的な知識を身に付けておく必要があるでしょう。
ある程度の基礎が分かっている状態であれば、新しい情報が出てきたときにでも、それが本当に有効であるかどうかを判断することができます。
多くのマーケターが消えていった
これまでも、SEOに関するさまざまな有効な情報が出ては消えてきました。
その結果大きな利益を上げた人もいましたが、効果が無くなると同時に消えていった人もいました。
私は長年、ネットマーケティングに関わってきましたが、多くのマーケターが現れ、そして消えていったのを目にしてきました。
消えていってしまった人の多くは、あくまでも私から見るとの話ですが、「裏技」に手を出してしまった人たちばかりです。
ただし中には、裏技は裏技、正攻法は正攻法で使い分ける人もいました。そういった人たちは今でも活躍し続けています。
経験値のない人をWEB担当にするのは危険
今まで多くのクライアントとお付き合いしてきましたが、経験値のない人をWEB担当に配置することはよくありました。
そこでのWEB担当の仕事内容がどのようなものにもよります。
たとえばECサイトに商品情報を登録するだけであったり、お客様からの問い合わせに対応したりなどであればよいと思います。
しかし、サイトの順位を上げる、売り上げを上げる、集客をするなどの分野に関しては、どうしても専門的な知識が必要となります。
そして中でも大事なことは、「何がダメな行為であるのかを判断する能力」です。
インターネットの世界では、やってはいけない施策というものがあります。
または、一生懸命やっているけどまったく効果の出ない施策があります。
しかしこれらの施策は、過去には通用していたことがあるのです。そして分野によっては今でも通用するものもあります。
何が良くて何が悪いのか、そしてなぜよくてなぜ悪いのか。
それを判断できるのは、取捨選択することができ、経験値のあるWEBマーケターではないでしょうか。
そのため、しっかりとサイトを運営していきたいと考えているのなら、客観的に物事を言える外部のマーケターに協力を仰いだ方がよいと思います。
重要なのは基本と分析
長年WEBマーケティングを行ってきましたが、やはり大事なのは「基本、分析」です。
「基本」と一言で言ってしまっていますが、これが一番難しいことかもしれません。
私は「ホームページとは何のためにあるのか?」をいつも軸として考えています。必要な情報を必要な人に届けるものだと思うのです。
それを意識すれば、おのずと答えは見えてくるかと思います。
また検索順位を上げる際には、どうしてもライバルの存在が気になります。
自分の狙っているキーワードでライバルが上位表示していれば、それはライバルの方が何かしらの面で上回っているということです。
それを分析し客観的な観点から問題点を見つけ出す必要があります。
一見複雑そうに思えるかもしれませんし、狙うキーワードや参入する業種によって施策内容は大きく変わります。
それでも基本的なことを行えば、悪い結果にはなりません。もし基本的なことをやっているはずなのに、効果が出ないという場合には、思っている基本が異なっている可能性があります。
そういったときにも、これまで多くのクライアントを抱えてきたようなマーケターに相談してみるとよいかもしれません。
WEBマーケターは育てる?外部に依頼する?
WEBマーケターを育て上げるのは非常に大変です。ミッチリ訓練をしたとしても3年~5年はかかることでしょう。
そしてその人自身、自分で複数の、そして複数の分野のサイトを運営する必要があることでしょう。
その時間をかけても、正しく育つかもわかりません。誤った情報を取捨選択できる人材に育つかどうかわからないのです。
そのため内製化(WEB会社ではないのに1から育て上げる)することはあまりおススメしません。するのであれば、数人分の人件費を払ってでも実績のある人を採用したほうがよいでしょう。
もしくは外部のマーケターに対し、やはり数人分の人件費を支払ってでも協力してもらったほうがよいでしょう。