ホームページを制作した後、修正作業や更新作業が発生することがあります。
修正や更新など、作業が発生する場合にはどうしても費用が発生するものですが、それを意外に思われてしまうことがあります。
今回は、ホームページの修正や更新作業に費用が発生するのか、そしてどのようなことをしているのかなどを紹介したいと思います。
ホームページを家と考える
結論から言ってしまいます。
ホームページは家と同じです。家を建てた後に、部屋を追加したり、壁の色を変更したりする際には、追加費用が発生します。
それと同じなのです。
人が動くため、どうしても人件費というものが必要になってきます。
基礎から修正しなければならないことがある
たとえば家が完成した後に、南にある部屋を北側に変更したいと申し出たとしましょう。
どう考えても難しいですよね。
もし変更するのであれば、家の基礎の段階からやり直すことになります。つまり一度家を取り壊し、もう一度作り直すということになります。
当然取り壊し費用が発生しますし、建て替えの費用も発生します。
ホームページも同じことが言えます。
はじめにホームページの設計図を作ります。そしてその設計図をクライアントに確認してもらい、見積もりを出し、了承が得られた段階で制作作業が開始されます。
ちなみにホームページ制作者は、設計図を作った段階でどのように作成していくのかを頭の中で構築しているものです。
ホームページの作成方法は数多くあり、その中でどの作り方を選択するのかによっても金額が変わってきます。
そのため、完成した後に「やっぱりこうしたい」と言われてしまうと、はじめの設計図を変更するレベルの話につながってくる可能性があります。さらに作り方の変更を余儀なくされる可能性もあります。すると見積金額とかけ離れてしまう可能性が出てきてしまうのです。
先ほどの家と同じです。
家のように形があるようでないため、中には追加料金なしで何とかなるケースもあります。しかしそうではないケースもあるのです。要望によっては基礎から作り直さなければならない場合があるのです。
そうなってくると追加でかなりの工数が増えることになります。工数が増えるということは当初の見積金額とは異なってきます。
紙媒体とは異なる
ホームページを紙媒体と同様に考えられることがあります。
つまり何か修正する場合、「ちょっと消しゴムで消して書き直すくらい」に思われてしまうことがあります。
実際それで何とかなることもありますが、紙媒体でさえ一か所の修正で全体のバランスが崩れてしまうことがあります。つまり一か所の修正が全体の修正につながることがあるのです。
よって「たった一か所」の修正が数十時間の作業を生み出してしまうケースもあるのです。
修正・更新作業がほんの少しでも基本的にはお金がかかる
ホームページの制作が完了し、クライアントの元に納品されたら制作業務は完了となります。
その後、何かしらの修正や更新作業が発生する場合には別途費用が発生します。
これはどのような軽微な修正であったとしてもです。
壁紙の変更や部屋の追加で考えてみる
再び家を例にしてお話しします。
家が完成し引き渡しが行われた後に壁紙の色を変更したいと考えたとしましょう。その場合には当然別途費用が発生します。
同じく、数年住んだ後に部屋をもう一つ、追加で作りたいと考えたとします。当然、費用が発生します。
ホームページも同じです。
ほんの少しの修正作業であったとしても、そこに人の動く作業が発生するのであれば人件費がかかってきます。さらにホームページの修正や更新作業の内容によっては専門知識や技術が必要となってきます。
そのような作業の場合、特別な料金が発生します。
保守・管理費用を支払っている場合には別の話
ホームページの納品後、修正や更新作業を業者に依頼する場合には、費用が発生します。
ところが、保守管理費用を毎月支払っている場合には、その限りではありません。
軽微な修正や更新作業には対応してくれます。ただこの修正、更新の範囲は業者によってまちまちです。
修正の範囲は感覚的なもの
どの程度の修正や更新であれば保守管理の範囲内であるのかを明確に出している制作会社もあります。
「1ヶ月の中で3回まで修正OK」とか「画像は2点まで作成OK」とかです。
明確でありわかりやすいかとは思うのですが、弊社の場合はその数字を出さないようにしています。
それを設定してしまうと、その回数を超えたときに「もう回数制限を超えたため、次からは有料になります」ということになり、お客さんとの間に壁を作ってしまうと考えているためです。
そして弊社と同じように、明確な数字を出していない会社は多いです。それはなるべく対応してあげたいという思いがあるためです。
もし具体的な数字を出すとするならば、1か月のうちに5時間~10時間の作業で済む内容であれば、保守管理の範囲内で対応できるかと思います。
追加料金の対象となるケース
追加料金の対象となるケースは、制作業者によっても異なります。
たとえば弊社の場合ですが、バナーを作成するなどのデザイン系は追加料金の対象となります。プログラムの修正・追加作業も追加の対象となりえます。
ただしケースバイケースであるため何とも言えないのが実情です。
もし別途費用が発生する場合には、しっかりと理由をお話しさせてもらいます
ホームページ納品後の修正・更新は別途と考える
ホームページを制作し納品した後の修正作業や更新作業は基本的には有料となります。
これはどの制作会社でもいえることです。
しかし保守管理をお願いしている場合には、その限りではありません。
時折、修正作業を永遠にお願いできると考えている方がいらっしゃいますが、それは保守管理費用を支払っている場合だけです。
ホームページを制作する場合、そのあたりのことも含めて業者を選んだ方がよいと思います。