Pogo sticking(ポゴスティッキング)対策が重要 ユーザーが離脱する原因を解決する

検索順位の変動でいちいちオタオタしない(でも気持ちは痛いほど分かる)静岡県のWEBマーケティング

Pogo sticking(ポゴスティッキング)とは、あまり聞きなれない言葉だと思います。

要するに「検索を利用してサイトに訪れたユーザーが、再び検索画面に戻ってしまい、他のサイトに行ってしまう状況のこと」を指します。

と言っていますが、私も調べてこの言葉を初めて知りました。ただしこの概念は何年も前から持っていたものです。

概念は持っており、そこで実際に行っていたこととしては「良いコンテンツ・・・と言うけれど明確な答えってある?」にあるような施策くらいです。(※過去の記事であり、少し言っていることが違う可能性もあります・・・。)

ちなみにPogo stickingで調べると「ホッピング」が出てきたので、いろいろなページへ行ったり来たりすることを言っているのかもしれません。

ユーザーが検索結果に戻る、再検索する行為の意味とは

ユーザーが一度サイトに訪れたのにもかかわらず、再び検索画面に戻る、もしくは検索バーで検索をし直す原因は以下が考えられます。

「サイトに訪れたが目的の情報を手に入れられなかったから」もしくは「十分に得られなかったから」です。

もし目的の情報を手に入れられたのであれば、検索画面に戻る必要はありません。

  • 画面を閉じる
  • 検索バーで全く違った検索をする
  • 画面をそのままにして放置し、そのうちまとめてタブを削除

つまりポゴスティッキングが起こるということは、「このページはユーザーに有益な情報を提供できなかった=品質は高くない」と検索エンジンに伝えられてしまう可能性があるということです。

検索画面に戻るのを防ぐ方法

ポゴスティッキングが起こる回数を減らすためには、サイトに訪れたユーザーをサイト内に留める、もしくはサイト内の他のページに誘導する必要があると思います。

そのために考えられる施策は、以下の3つです。

  • ページ冒頭でユーザーの疑問を解決する答えを用意する
  • キャッチコピー、ページの冒頭部分でユーザーの興味を引き、コンテンツを読み進めてもらう
  • ページ上部にサイト内リンクを設置し、サイト内の他のページに誘導する
  • ページ上部に更新日を表示し、なるべく新しい更新日時にする
  • ページを簡潔にわかりやすくする

ページ冒頭でユーザーの疑問を解決する答えを用意する

弊社でコンテンツを書くときには、なるべくこれを意識しています。

「結起承転結」

といった具合に、ページ冒頭で「結論」を書くようにしています。なぜならユーザーには「答えをすぐに知りたい人」「答えに至った理由を知りたい人」がいると考えているためです。

キャッチコピー、ページの冒頭部分でユーザーの興味を引き、コンテンツを読み進めてもらう

ページのファーストビューは重要だと思います。ユーザーがページに訪れたときにどれだけ気を引けるのかによって、その後で読まれるかどうかに関連すると思うのです。

それが興味を引く言葉であったり、興味を引く画像であったり、やり方はいろいろでしょう。

ページ上部にサイト内リンクを設置し、サイト内の他のページに誘導する

ページ内に内部リンクを設置するのは、ユーザーの回遊率を上げると共にボットの回遊率を上げる面でも大切だと思います。

ただし内部リンクがページ下部に集中してしまうと、ユーザーが辿り着く前に離脱されてしまう可能性があります。ヒートマップを利用すればわかりますが、ページ下部までユーザーが辿り着くようなコンテンツを作るのはなかなか難しく、ページが下に行けば行くほど離脱されてしまいやすいです。

そのため、ページの上部に内部リンクを設置しクリックしてもらうことで、サイト内の別のページ、それも関連ページに飛ばすことは悪くないかと思うのです。

ページ上部に更新日を表示し、なるべく新しい更新日時にする

ページ上部に更新日を表示することで、ユーザーに対し信頼性を持たせることができるのではないでしょうか。

もし更新日が数年前のものであった場合、「このページの情報は古い」と見た瞬間に判断されてしまい、検索画面に戻られてしまう可能性があります。

ページを簡潔にわかりやすくする

ページをわかりやすくすることで、ユーザーが文章を読む労力を減らすことができ、欲しい情報まで提供することができます。

ただしこれは少し難しい問題であると考えています。キーワードにもよるのですが、長文コンテンツがまだまだ強い状態であると考えています。

長文にすることで検索エンジンにキーワード、並びに類義語を提供することができると思っているためです。

頭ではわかっていて疑問もあるが試す価値があることも

以上のことを意識してコンテンツを作ることで、サイトに訪れたユーザーがすぐに検索画面に戻るのを防げるのではないでしょうか。

ただしすべてに対して突っ込みどころがあるのも事実です。

たとえば長文コンテンツです。検索結果の上位のほとんどが長文コンテンツであるといったケースはまだまだ見受けられます。もちろんキーワードにもよりますが。

一方、長文ではないコンテンツも上位表示しているケースもあるのも確かです。

ここで弊社なりの結論ですが、「ユーザーにとって知りたい情報が知れるページを作るべき」です。当たり前のことですね。

ただ「ユーザーにとって知りたい情報」というのは、ユーザーごとに違います。1から説明をしないと分からない人もいれば、1言えばすべて理解してしまう人もいます。

つまりキリがないと思うわけです。

よってページを作成する際にはまずページ設計を行います。ユーザーの意図をくみ取ったページ制作を行うためです。

「このキーワードで調べてくる人にはこの答えが適切だろう。さらにこの情報も上げよう。それに至った経緯も・・・」などといった感じです。

その上で文章が長くなるのであれば長くすればいいし、短く済むのであれば短くすればよいと思います。とはいっても短いといっても恐らく3000文字程度は書くとは思います。

あくまでも予測

今回のことは弊社が昔から思っていたことです。そしてそれをどうやらPogo sticking(ポゴスティッキング)というらしいです。

恐らく読み方はあっているかと思いますし、考え方としては以前から持っていたことですが、言葉自体を知ったのは初めてです。

そしてこれがどれだけの効果を出せるのかはまだ分かりません。なぜなら専用の実験をしたことがないためです。

この言葉に関して調べた結果、なるほどと思ったページがあるため共有しておきます。

Pogo sticking