ネット集客が裏目に出ること 現場の人間との意識のズレ

ネット集客が裏目に出ること 現場の人間との意識のズレ静岡県のWEBコンサルティング

お客さんを増やす方法としてネット集客は、非常に有効な方法の1つです。

ネット集客だけではありません。あらゆる集客方法は商売を行う人にとっては大事なことだと思います。

ところがいくら集客をしても、逆効果となってしまうことがあります。

それは「実際のサービスや商品との矛盾」です。

つまり、いくら良い宣伝文句を使って集客したとしても、実際にお客がサービスを受けたり商品を購入したときに、悪い印象を持ってしまっては集客すること自体がマイナスに働いてしまうということです。

集客することで余計に売り上げが悪くなる

どのような商売においても集客は大事だと思います。

たとえば飲食店。

料理の味はもちろんのこと、内装であったりスタッフの態度であったり、金額であったり。さらには独自のサービスであったり。

お客が評価する項目は沢山あります。

お客は多くの料理店の中から選択して、その店に足を運んでいるわけです。

つまり多くの選択肢があるわけなので、別に他の店に行っても良いわけです。

その中でこれから先もリピートしてくれるような料理やサービスを提供することで、売り上げは上がっていきます。

しかし集客した結果、お客が現地で受ける印象が悪かった場合には、数ある選択肢の中から外れてしまうことになります。

さらに私はどのような集客方法よりも、「口コミ」が一番影響力があると思っています。

よって悪い印象を受けたお客は、当然、悪い口コミを広げることになります。

よって頑張って集客した結果、自分の店舗の悪い口コミを広げる人を増やしてしまうことになるのです。

まずはサービスや商品を客観的見つめる

まずはサービスや商品を客観的に見つけ直す必要があります。

「自分がお客だったらこのサービスを受けたいのか?この商品を買いたいのか?なぜ?」

決してナンバーワンでなくてもよいと思います。しかし少なくても相手が不快に思うようなことは絶対的に避けたほうがよいです。

少なくても自分自身がお客の立場だとして、「利用してよかった」「また利用したい」という状況にするべきです。

人の考えはそれぞれですが、せめて自分がよいと思う形にするべきでしょう。

当たり前は当たり前じゃない

人間は慣れるものです。

違和感のあるもの、問題のあるものであったとしても、それが継続することで自分の中での「当たり前」になってしまいます。

たとえば汚れ。

自分が店舗スタッフだとします。勤め始めは汚いなと感じていた店舗も、その状態が続くとそれが当たり前になってしまうことがあります。

口の利き方当たりもそうでしょう。

はじめは丁寧な言葉でお客対応をしていたとしても、他のスタッフがお客に対してフランクな言葉遣いをしていると自分も大丈夫と思い、いいつの間にか自分もフランクな言葉遣いになってしまったりします。

もちろんこれは人によるのですが、店舗の汚れや言葉遣いは、少なからず気になる人はいるわけです。

店舗が汚いであったり、言葉遣いがフランクであるということは、全員にプラスの印象を与えるかというとそのようなことはありません。少なくても何割かのお客に対してはマイナスの印象を与えてしまうことでしょう。

お客を増やす・売り上げを上げたいのなら

お客を増やしたり売り上げを上げたいのであれば、それらの施策を行う前、もしくは施策中に、少なくてもお客に対してマイナスの印象を与えるような要因はなるべく削除していく必要があると思います。

そうしなければ、どんなに集客したとしても、結果的にマイナスの印象を持つ人たちを増やすことになってしまうためです。

また「一定の地域で商売を行う業種」はとくに気を付けたほうがよいと思います。

基本的に「母数」は大きく変動しません。1つの町内の人口は激変しないためです。

一定の母数の中でお客さんを取り合うことになります。よってたとえば飲食店がその母数すべてを一度獲得したとしても、その後、リピーターになってくれなかったら経営を続けていくことができなくなります。

そのため、お客を増やしていったり売り上げを上げたいと考えているのであれば、せめて「自分がされたり言われたりしてマイナスの印象を抱くようなことを行うのは避けるべき」だと思うのです。

「自分が言われてされて嫌なことは相手にしない」

小学生に言うような言葉ですが、これが非常に大切だと思うのです。