長く続く雀荘には、少なからず常連客がいます。
常連客の存在があるからこそ、店舗経営は成り立っているといってもよいでしょう。
しかし常連客には選択権があります。麻雀をするために、必ずその店舗に行かなければならないということはありません。他の店舗にも当然足を運ぶことはできます。
さらにさまざまな事情で麻雀から遠ざかる人もいることでしょう。
つまり常連客で成り立っている店は、ある意味では経営が安定するものの、ある意味では不安定といわざるを得ないのです。
よって雀荘の経営を安定させるためには、常連客を増やすのはもちろんのこと、新規客も常に取り込んでいく必要があるのです。
常連客の存在が新規客を遠のかせる
お店にとってありがたい存在である常連客ですが、時としてその存在がお店を苦しめる可能性があります。
常連ということは、頻繁にお店に出入りしていることになります。
それぞれが顔なじみの存在であるため、ある種の「グループ」となるのです。
すでにできあがっているグループに、新規で入っていくのはなかなか難しいものです。
よって、常連客が幅を利かせすぎてしまっていると、新規客が寄り付かなくなってしまいやすいのです。
精神的にタフでコミュニケーション能力が高ければ話は別
新しい雀荘に行ったとします。
そこには常連客がいて、わいわい麻雀を楽しんでいたとします。
人によっては、その中にも平気で入っていける人もいることでしょう。しかし日本人というのは、なかなか奥手な人が多いです。
そのため、仲の良いグループの中に割って入ることに抵抗がある人が多いことでしょう。
そうなった場合、新規で来てくれたお客が常連客にはなりにくくなってしまうのです。
また麻雀初心者の場合、点数計算やルールに不安を持っている状態で来店します。
それだけでも精神的に負担がかかっている状態です。
そしてもしゲーム中に、点数計算を間違えてしまった場合、かなり焦ってしまうものです。麻雀とは対人の勝負の世界でもあるため勝つ人がいれば必ず負ける人がいます。
その中で、点数計算を間違えてしまうような初心者に負けてしまうと、明らかに態度に出る人もいます。
結果として、初心者の新規のお客は店に寄り付きにくくなってしまうのです。
店と常連客の付き合い方
お店のスタッフが常連客と仲良くなりすぎてしまうのも、新規のお客が寄り付かなくなる原因となると考えます。
上記したように、新規のお客からしてみると、スタッフと常連客の仲が良すぎると、1つのグループのような感覚となるのです。
なかなかその中には入りづらいのです。
ほどほどの仲良くする程度に
雀荘のスタッフと常連客は付かず離れず程度がよいと思います。
つまり仲良くなりすぎないことが重要なのです。
そうすることにより、新規客の目から見ても「みんな同じ」という感覚になりやすいためです。
心理的なハードルを少しでも下げてあげることにより、リピート率を高めるのです。
常連客はどうかはわかりませんが、新規客は少なからず雀荘の店員や常連客と仲良くなりたいから雀荘に行っているわけではありません。
麻雀をすることが第一の目的なのです。
それを忘れてはいけません。
そのため、もし店員の中でお客と仲良くなりすぎているのであれば、それは一度考えたほうがよいかもしれません。
まとめ
雀荘の常連客はいつまでも来店してくれるわけではありません。
さまざまな事情でお店から離れる人、麻雀から離れる人はいます。
常連客の存在に頼った経営は、突然ピンチを招きかねないのです。
よって常に新規顧客を呼び込めるような経営を行う必要があります。
これはお店の外に対しての宣伝もそうですし、お店の中の経営に関しても言えることです。